さんぜ通信

合掌の郷・倫勝寺のブログです。行事の案内やお寺の折々の風光をつづっていきます。 

涅槃会、ただいま準備中

2009-02-12 13:46:25 | 倫勝寺の行事予定

これまでもたびたび紹介してきましたが、いよいよ明日は横浜市仏教連合会主催の「涅槃会」が倫勝寺で行われます。

お天気も悪くなさそうです。
皆様お誘い合わせの上、どうぞお出かけください、お待ちしております。

明日は12時から、東戸塚駅の西口と倫勝寺のあいだを、臨時の送迎バスが往復します。
案内の方が西口に立っていますので、乗降場所等、お気軽にお尋ねください。

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さて、おかげさまで準備も滞りなくすすんでいます。

これまで1階のロビーでお参りさせて頂いていた「涅槃図」も、2階本堂に安置しました。
前机の上に載せて、倒れないようにワイヤーで固定します。

上が設置後の写真。下は設置作業の様子。
出入りの業者の方々に智慧を貸して頂いて、無事に設置も終りました。
なにごとも多くの方の協力があってはじめて出来ることです。ありがたいですね。

      

掃除の合間を縫って、涅槃団子を作ります。
倫勝寺での作り方は、住職が永平寺で教わった華団子です。

     

上新粉に、色粉を溶かした熱湯をいれ、よく練り上げます。
色は全部で4色。紅、黄、青、白です。

それぞれ練り上げたものを棒状にし、4本をくっつけて束ねていきます。
それをさらに伸ばして・・

包丁で輪切りにして形を整えます。結構可愛らしくなります。
やっているとなかなか楽しい。
そこへ職員の女性の方が「あら、かわいいですね~、粘土遊びですか?」って・・

違います、お釈迦様へのお供物ですが・・でも、粘土遊びをしているようにみえたのかな。

熱湯で茹でて、浮いて来たら水にとって冷まします。

よく水を切った後、打ち粉をして出来上がり。
乾いたら、余分な粉を払って三方や八寸に盛り付けます。

余った打ち粉で、今度は小さな白い団子を作ります。
山形の佛性寺(実家)では、月遅れの涅槃会前晩(3月14日)にこの小さな団子を山ほど作ります。
小さくちぎった生地を、手のひらでころころ転がして丸くして作ります。

涅槃会の日には、多くの方がこの団子を貰いにきます。
もちろん食べたりもしますが、山に行く時のお守りになるからと、もらっていく方も多かったですね。
蛇が来ないとか、いろいろ言い伝えがあったようです。

最後に、茹で上げたばかりの団子に、みたらしの醤油餡をかけて食べるのが楽しみでした。

新潟ではだんごまきといって、涅槃会のときに豆撒きのように団子を撒くのだそうです。

ちなみに山形では、一週間ほどお供えしてカラカラになった団子を、油で揚げて砂糖醤油をからめて食べていました。

案内看板や単牌も書き終え、いろんな手配もし、なんとかここまできました。

  

明日も良い天気でありますように。
ご参拝をお待ちしております。

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今日のおまけ

子供たちにも団子つくりを手伝ってもらおうと思って声をかけておいたのですが、誰も来ません。
どうしたんだろうと思っていたら、息子は塾、娘のほうはバレンタインデーのチョコマドレーヌつくりに夢中だったようです。 

「おとーには、あげなーい」・・・むむむ・・・・
「だって、このまえ試食したじゃん」・・・確かにしたが・・・
「あれでおわりー」・・・おいおい・・・・

誰にあげるのか・・・・・・すこし心配な・・父であります。 

ハートに羽がついているのは、いったい誰にあげるんだろう・・・
わかってます、大きなお世話ですね。

  でも
    

          うーん

今日はここまで。 



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