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動植物園院館のXなどの
多くの貴重属を積み
Yから出港した舟において
Yの甲乙たちは
舟の底に監禁されていた
Yの甲乙たちの中には
L も存在しており
当然 Lは
自分たち甲乙を捕獲した丙丁たちを憎悪し
必ず復讐すると誓願していた
ある日
いよいよ復讐する機会が到来し
L は
鉄鎖を持った丙丁の看守を打ち倒し
ほかの甲乙たちをも解放し
舟内の丙丁らを全部殺害し
当然丙丁らの舟をも奪取した
甲乙たちは
一見自由の身となったが
実は彼ら甲乙の中には
その舟を操縦することの可能なZがいなかった
甲乙は
丙丁たちがコンパスを使い方向を決めていく様子を
眺めてはいたものの
甲乙たちにとっては
そのコンパス自体が
GあるいはSのように見えていたという
ゆえに甲乙は
コンパスにひれ伏し祈願しさえすれば
自分たち甲乙の故郷Yに
舟は帰還してくれるはずと考えたという
甲乙は
コンパスを動かしている磁力について
何も知らなかったがために
そのコンパスは
コンパスとして役に立たなかった
甲乙たちは
一見自由を獲得したものの
正しい方向性のない自由は
むしろ彼ら甲乙を
Xへと導いてしまったという
そもそもnの中には
丙丁らが
もともとZの甲乙であったというuは存在しない
しかし丙丁らは何らかの形で
∀の甲乙でもあった
ということは確からしい
Zは
Xの甲乙であるとき
当然
Xから自由ではない
ゆえにTには
そういう甲乙状態の∀を
解放する作用があると推察されている
HSIUT Ｄ派 複伏福歓拝
