7月20日、うれしいニュースがありましたね。
山本東次郎先生(大蔵流狂言)が人間国宝に認定されました。
おめでとうございます
りんぷうの会・会長の神田佳明は長年、東次郎先生の舞台を
撮影させていただいており、また、東次郎先生の熱心なファンは
りんぷうの会の会員にも多くおりますので
本当にうれしいビッグニュースでした。
ここ最近のニュースの中で一番うれしいニュースです。
冒頭写真は狂言「花子」(はなご)より。
神田佳明撮影です。
こちらも神田佳明撮影の舞台写真。
狂言「政頼」(せいらい)になります。
この「政頼」の舞台は私も客席から拝見いたしました。
格調高くスケールの大きい政頼でとても良かったです。
特に前半はお能の「夜討曽我」のような緊迫したドラマ展開に引き込まれ
後半は一転して政頼と閻魔大王・配下の鬼たちとのユーモラスで
絶妙のやり取りに、くすりと笑いました。
よく言われることですが、東次郎先生の狂言は
下品な笑いは起きない本当に稀有な舞台です。
変な表現ですが、自然でいい笑いが生まれるように思います。
拝見した後、ちょっとだけ自分の品性が上がり
いい人間になったようにも感じます。
狂言というと日本の伝統芸能の中でも喜劇やコメディーというイメージが
一般に強いと思いますが、東次郎先生の狂言は
普通の「お笑い」とはまったく別次元で
美しくて、しかも、面白い、名人芸というほかない舞台です。
9月2日(日)、東次郎家のホームグラウンドである杉並能楽堂で
主催公演「青青会」が開催されます。
演目は以下の通りです。
■青青会■ 9月2日(日)13時半開演
狂言 「文蔵」 山本凜太郎 山本東次郎
狂言 「鎌腹」 若松隆 山本則孝 山本則俊
語 「姨捨」 山本泰太郎
小舞 「海人」 山本則俊
小舞 「江戸上り若衆」 山本東次郎
狂言 「宗論」 山本則秀 山本則重 遠藤博義 (敬称略)
一般 2000円/学生 1000円
杉並能楽堂
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