ARTROOM

美術科の高校3年生です
美大の特待試験に合格!
次は勤めたい仕事を探します
リンク大歓迎!

日記(人体の不思議展)

2010-03-15 00:47:09 | その他

今日は人体の不思議展というのを見に行きました。
場所は熊本県立美術館本館です。
ミイラとは全然違って筋肉そのままの感じの本物の体が大量ありました!!
大体20人近くはいたと思います。
細切れや、一部などが飾られ
心臓、灰、大腸、象徴、脳、すべてばらばらに展示されていたり、
人の皮をはいで筋肉を見せていたり。
保存状態が良くて、ほんとにすごいです。
しかも触れる場所も・・・触っちゃいました。
でもいろんな体の部分や筋肉って特殊な方法で乾燥させているんですが。
何か筋肉の部分乾し肉に見えてきて。
「・・・・うまそう」
というと、
「先輩食べちゃダメです!」
と友達にあわてて止められました。
いや、食べないですよ・・・・

他にも人体の中のデッサン画とかもあって、すごく精密でした。
本当に細部まで細かく描いてあって、ちょっと私の心をくすぐってきてきました。
なのでいつも所持しているスケッチブックにちょっと落書き程度のデッサン、そして挫折。
これからもっとがんばらないといけないと思いました
あとは・・・帰りにくじ引きをして500円分の商品券獲得とかもしました!
ではまた朝に!
(今日の・・昨日の?天気)

日記(お芝居)

2010-03-13 23:46:29 | その他

今日はお芝居の練習に行ってきました
いや、ミュージカルと言ったほうがいいかもしれません。
私はそこのバックダンスを申し込まれたのですが。
主役は童謡組という方です。
ご存知の方も多いかもしれません。
よく出ていらっしゃるので・・・・・

今度の4月4日に崇城大学市民ホールにて公演します。
開場は14時00分
開演は14時30分
大人2500円
子供1000円です

とても楽しいのでお子さんを連れて見に行くのがお勧めですね

私も一応蝶の役になりきらせていただきます。
結構楽しかったです。
体でついリズムをとってしまいます。
でも夜の10時まで練習って・・・・
見た目によらずハードでした・・・

では明日は・・・・どうなるか不明ですが、また明日!
(今日の天気)

日記(忙しい)

2010-03-13 12:48:05 | その他

最近落ち着きを取り戻したと思へばハプニングざんまい。
ブログを更新する暇がありませんでした
最近は大切な友人の事故
母の関節痛
大学の健康診断のため病院に
そして舞台練習が2つ
最後にデザイン作品の締め切り間近。
結構忙しいです。

まだ大学にも入っていないのに・・・・
これからがちょっと怖いですね、でもそれだけ充実しているというわけです。
めげずにがんばり、楽しみます。
苦しい事も乗り越えなくては!
とか、かっこいい事考えています・・・・・・・

では今日も舞台練習があるので夜にその出来事について話させていただきましょう。
ではまた今夜。
(昨日の天気)

日記(ハプニング)

2010-03-09 23:38:04 | その他

もうしわけありません、ちょっとハプニングのようなことがおこりました。
母が腰を痛めてしまいました。
病院に行くと関節痛だそうです。
骨と骨のクッションが消えかかってるとか・・・・・
更年期障害だといっていました。
母は47歳です。
なんだか凹んでいました。
「私は長生きしない」とものすごくネガティブなことまで話し出します。
どういっても自分の意見を変えてくれません。
歩くのもつらそうです。
ま~、そんなわけで今日は母に付きっ切りだったので絵をかけませんでした。
昨日もあまり調子が良くないみたいで寝込んでいましたし・・・
明日はどうなるか不安です。
では今日はここまで、
明日は楽しい出来事があることを祈って、また明日♪
(今日の天気)

日記(ちょっと落ち着き)

2010-03-08 00:21:54 | その他

今日の出来事もとにかくお店のあわただしい1日でしたが、お雛様イベント期間は何とか終わったので明日から落ち着きを取り戻します。
ですが明日はお店が休みなのでちょっと昼間外に羽をのばそうと思います。
いろんな出来事も明日でかなり落ち着きます。
これからやっと次の大会だけに目を向ける事が出来るようです。
では今日は短いですが、ここら辺にしておきましょう。
ではまた明日。
(今日の天気)

ウサギのペン画

2010-03-07 00:13:13 | その他

昨日は最悪な出来事と最高な出来事が一気にでてきて忙しかったので更新できませんでした。
この作品はウサギのペン画ですね、下書きもせず、何も見ないで頭の中だけで描いた空想画に近い作品です。
コレも別の大会に出そうと思いますが、この作品はちょっとぱっとしないので没になってしまいました。

今日の出来事は、花粉症がひどいです。
最近マスクつけっぱなし、涙流しっぱなしで、花粉症の恐ろしさをしみじみと実感しました。
あとは、携帯小説「物の声」というホラーを書いていたという報告を過去にしましたが、その作品が何故か人気になりつつあります。
お勧め小説ランに載せられ、王冠までついています。
いったい何があったのかわかりませんが嬉しいです!!
一応あらすじだけ書きますが、ここにはその小説は載せません
ここは日記と私の作品を載せる場所なので、あんな長編を載せてしまえば、小説ブログになってしまいます・・・・・

「物の声」
物が話せるわけがない
でも話すことが出来て動く事が出来たらどうなるだろうか・・・・・
俺のクラスには「友達になると死ぬ」なんていわれている女がいた。
だが俺はその女子生徒美樹と友達になった。
謎が謎を生み俺を恐怖へと導く。
「考えろ、考えろ、考えろ!!」
「・・・・ミツケタ」
「俺は何処で道を間違えた」
恋愛と推理を掛け合わせたホラーストーリー

ですね・・・・うん、
あとは、実は私の父俳優の小日向さんと一緒に共演とかしていたそうです。
それで東京に行って、久々に小日向さんと世間話・・・
私は会う事を知っていたので、サインと自分の作品を父に渡しました。
小日向産は私の作品を受け取って喜んでくれたようです。
本当によかった、そしてサインももらいました。
そのサインがコレです
ついでに父から小日向の事づけを頂きました。
「手紙と作品とありがとうございます、でもいっときますが私は小日向文代です。文也ではありません」
・・・・・間違えた!!!
本当に反省しています・・・・
悪い出来事はあまりにもショックなためこちらには載せません。
ではまた明日
(今日の天気)

日記(食べ放題)

2010-03-05 00:32:03 | その他

今日は食べ放題に行ってきました
たくさん食べておなかいっぱいです
他は・・・特に何もありませんでした。
しいて言えば、とある人に「貴方の思考法を普通の人とは全然違う!!」といわれた事でしょうか。
私の考え方って「ありえない」人みたいです。
自分では普通だと思っていたのですが・・・・・・
でも、芸術の道に進む人は普通なんて言葉は要りません。
他の人と違う個性があるからこそ作品が生きていくんです
次の大会に向けてがんばります!
明日は私の書いたペン画を載せます。
といっても小さな作品ですが・・・・
(今日の天気)のち

日記(ピアス)

2010-03-03 23:00:20 | その他

高校を卒業したら周りが変わるだろうか、そう思いわくわくしていましたが
今はそれほど大きくは変わっていないのでまだ実感というものがありません
今日の出来事は、高校卒業したからこそ出来る事を1つだけしてみました。
それはタイトルの通り、ピアスをあけました。
片方だけです。
7月の誕生石のルビーでついています
失敗をするのが怖かったので私は父にお願いしてあけました。
痛みはほとんど感じません。
ジンジンもしませんが、コレは多分人によりけりだと思います。
基本いつもイヤリングをつけていたので耳に違和感も全然感じませんでした。
普通ですね
ではまた明日。
明日はいったいに何があるのか、あるいは平凡なのか・・・・
(今日の天気)

私の魔法使い(最終話)

2010-03-02 22:46:48 | その他

今日の出来事は、本当に面白いくらい何もありません・・・・
なので今回は早々と小説に入らせていただきます。
といっても今日で最終回です。



第5話・リアザ

それからも何日間も現れないリアザが心配になってきた。
もしかしてもう死んでしまったのではないのか、
不安がこみ上げてくる。
何で断ってしまったんだろう。
神様に頼んでも私は特別な力を手に入れることは出来なかった。
私はいてもたってもいられなくて外へとび出す。
公園
学校
スーパー
とにかくいろんなところを探し回った。
生きていてほしい。
今は願うしかない、だんだんと太陽が下へ落ちていく。
私は人目も気にせず道ばたで大きく叫んだ。
「リアザ!お願い、出てきて!」
叫ぶとこらえていた涙が出てくる。
「お願い・・・・私、リアザの女神になりたいの・・」
必死に伝えたつもりだった。
空を見上げるとまだ少し明るい空から星が見える。
「あ、」
流れ星だ。
美しく1本の線を描くとそのまま何処かへ消えてしまった。
「やっぱり僕の女神は君だけだ」
空からリアザがそっと降りてきた。
かすかな夕陽の光がリアザの全身を光の世界からつれてきたかのように輝いて見えた。
リアザが地面に降り立つと一気に空は暗い闇とたくさんの星の世界に変わった。
「バカ!」
私はリアザに抱きついた。
会えた事が嬉しかった。
生きていたことが嬉しかった。
まだ私を女神としてみてくれた事が嬉しかった。
リアザはオロオロしだすけどそのまま私に体をゆだねてくれた。
しばらくするとある事を思い出した。
『一般の人は誰も見えない』
私はあわてて周りを見る。
だが、不審がって見る人はいなかった。
「大丈夫、今日は満月だから」
そういってリアザは微笑んだ。
なんだろう、リアザのこの笑顔が好き。
髪が好き
目が好き
性格が好き
全部好き
いつからこんな思いに変わっていったんだろう。
きっと最初からだろう。
私はそのまま夜道を2人で歩いた。
家につくとリアザはひと時の別れをいった。
私はそのまま1人で家に入って自分の寝室の扉を開く。
リアザは私の部屋で待っていた。
「玄関から入ったらビックリされちゃうから」
そういって私に笑いかける。
私は地べたに座ってリアザに話しかけた。
「これから私はどうすればいいの?貴方を助けるために何をしたらいいのかな?」
するとリアザが不安げな顔でこっちを見てくる。
「でも、大丈夫?前あんなに嫌がってたから」
「大丈夫!」
私は笑顔で答えた。
しかしなかなかリアザは自分を救う方法を教えようとはしない。
「どうしたの?」
私は問いかけてみる。
するとリアザの顔が何故か赤くなった。
「・・・・・まさか」
おとぎの国の物語を思い出してみる。
眠りについた人を救う方法はただ1つ。
リアザが真っ赤な顔でこくんと頷いた。
「き・・・キス?!」
「ああああ!生身でいわないで、恥ずかしい!!!」
リアザがオロオロしだす。
私の顔も一気に赤くなった。
「・・・・・」
私は今までキスなんてした事がない。
命を救う方法だと知っていても何故か抵抗感というのはおきてしまう。
「他の人とかは?」
「赤い玉が決めた相手じゃないとだめらしい・・・・」
「・・・・・・・」
「・・・・・・・」
何だか気まずい沈黙がお互いの空気を包み込む。
「自分の魔法で何とかするとか・・・・」
私はそっと聞いてみた。
「魔法は基本死ぬ前の娯楽だから、そんなのに使えないんだよ」
「そっか・・・・」
「うん・・・・」
何だかお互いどうすればいいのかわからなくなってきた。
まさかおとぎの国そのままだとは私も思っていなかった。
「・・・・やる」
私はうつむきながら答えた。
「え?」
リアザか聞き返してくる。
私はリアザの胸元をつかんで真っ赤な顔で怒ったようにいった。
「だからやるっていってんでしょ!」
「あ・・・・はい」
リアザはいきなりの事でかなり驚いたようなおびえたような顔をした。
でも私が手を話すと、くすりと笑った。
「ありがとう」
そして翌日、私は学校が終わった後リアザの眠る病院に向かった。
病室を歩いていくとある名前の書いてある部屋の前で立ち止まった。
{衛藤 利亜挫}
「うわ、本当にリアザって漢字で書いてある・・・」
私はノックをして部屋に入った。
個室のベッドに1人の少年が眠っている。
それがまぎれもない本当のリアザだった。
私はリアザの本当の体にゆっくり近づいていった。
「まって!」
いきなり行くのを止められてしまった。
「どうしたの?」
「・・・お願い、怒らないで」
何故かリアザが震えている。
私はリアザの本当の体をちゃんと見た瞬間、言葉を失った。
首から下にあざが隠れて見える。
腕を見るとそこには煙草の先をつけた後や殴った後、何かで切った後があった。
「虐待・・・・うけてたんだ」
「僕が悪いんだよ」
リアザはそういって優しく微笑んだ、でもその笑顔は歪んで見える。
すると後ろからノックオンがした後扉が開いた。
「こんにちは」
看護士の方が入ってきて挨拶をする。
そしてリアザの元へ行くと濡れタオルで体を拭き始めた。
やはり体にもたくさんの虐待の痕がある。
私は目をそらさずにはいられなかった。
「親に、虐待されたんですか?」
私は思い切って看護士に聞いてみた。
「えぇ・・・・今はもう親には会えないようになっています。これから理亜挫君は親戚の下で暮らすように手続きは済ませているのですが、やはりやはり大きなショックのせいで、もう3ヶ月も眠ったままなんです」
そういってそのあと看護士さんは外に出て行った。
「大丈夫、僕はもう殴られる事もない、母さんも幸せな場所を今見つけたみたいだし」
リアザはそういってもう1人の自分の顔を眺めた。
私はなにもいわずベッドに眠るリアザの近くに行って頬を触れた後優しく口付けを交わした。
すると魔法使いのリアザの体は光る星のように散らばった後、リアザの体に入っていった。
そして、リアザの目がゆっくり開かれる。
「いきなりは、ちょっとビックリしたよ」
そういってベッドの中で私に笑いかけたと思ったらそのまま私の頭に手を回して自分の方へ口を近づけてきた。
わしはいきなりの事でバランスを崩してリアザのベッドに倒れこむ。
「な・・・ななな!!」
私はあわてて起き上がって後ろへ引き下がった。
「ちょっと!あの純粋むくなリアザは何処にいったの?!」
するとリアザはベッドから体を起こして笑った。
「僕は基本こんな性格だよ」
「だまされた!!」
するとリアザは嬉しそうな顔で私に笑いかけた。
私もつられて笑う。
病室の一角がそのとき笑顔で包まれた。
するとリアザが私の手をつかんできた。
「あのさ、これは神が定めた運命なのかもしれない、僕の女神としてそのまま恋人になってくれたりしないかな」
今までのリアザとはまったく違う積極性に今度はこっちがオロオロしだす。
でもリアザの顔は真剣そのものだった。
「お・・・おねがいします」

エピローグ
それからわずか1ヶ月でリアザは退院する事になった。
そして2日後、私の学校に転校生がやってくる。
「衛藤 利亜挫ですよろしくおねがいします」
私たちは同じ学校の同じクラスの生徒になった。
こうして魔法使いのリアザは人間に戻る事に成功し、今まで以上の幸福を得ることが出来たのはいうまでもない。
そしてもちろん私も・・・・・



あとがき
ここまで読んでくださった方々ありがとうございます。
この物語はホラー小説を書いたあとに書きました。
ホラーがあまりにも重く濃いストーリーだったので軽いのを希望して書いたら。
あっさりしすぎているのではないかという意見もありましたね
やっぱり小説は難しいです・・・・
でも何だかほっとする感じに終わることが出来てよかったと思っています。


ではまた明日♪
(今日の天気)

卒業式

2010-03-01 23:19:43 | その他

今日高校を卒業しました。
表彰式では感動なんて微塵も感じませんでしたが、
クラスでのお別れ挨拶はちょっとぐっとくる所もありました。
先生も最後にクラスの1人1人に絵を描いて小さな額に入れてくださいました。
誕生花の絵です。
私の誕生花は「山ゆり」
花言葉は「純潔」
純潔・・・ですかね・・・???
先生の涙や話している内容に私はちょっと泣きそうになってしまいました。

他にも部活でお別れ会がありました。
私は2つ入っていたので2つのお別れ会です!!
そこで色紙をもらったのですが、書いてあるほんの1部分を紹介します

「ひらがなで書いたほうが先輩は読みやすいかな?」
・・・余計なお世話だ!!

「先輩の不思議な行動が最高の思い出です。
・・・・何処が不思議だ!!

「先輩の数々の行動・・・記憶の中にこびりついてはなれません」
・・・・うちは何者だ?!

「すごかった」
・・・・なにが?!

こんな感じで1人で読みながら突っ込んでました。
それに、2人の生徒が、「先輩♪」とラッピングされたプレゼントを。
喜んで中身を見ると。
「・・・・・うさ・・・・・ウサミミ!!!!!!」
何故こんなのをプレゼントに・・・・
「つけてください♪」
そして記念写真を撮らされてしまいました・・・・・・・
そのあと、後輩を追い掛け回したりしてました
なんだかかなり濃い卒業式でしたね

これからは大学で新たな1歩を踏み出して生きたいと思います。
こんな私ですが、これからもよろしくおねがいします。
このブログがこんなにも長く更新できるのは、
影ながら応援してくださった皆様のおかげです。
大学になっても更新は続けますので、これからもよろしくおねがいします。

最後にバレンタインの時に作った「コレ」ですが・・・・全部偽者のレプリカです。
がんばりました!!

あとは、卒業制作作品の「コレ」ですが、
タイトルは(「怒り」「苦しみ」「悲しみ」)です。
人の悲しい感情をちょっと立体風に作りました。
もう1つの作品は銅版画なんですが、今度お見せします。
ではまた明日。

PS.明日からまた小説を載せます。
あと少しで完結です。
(今日の天気)

私の魔法使い4(卒業1日前)

2010-02-28 23:08:48 | その他

こんばんは、今日は学校に行って表彰式と、同好会入会式と卒業練習がありました。
いよいよ高校最後の登校を明日します。
なので明日は小説を載せません。
記念する1日には1つの作品と写真を載せたいと思います。
本当に3年間とは本当に長いようで短かったです。
本当に楽しくて今までの中で最高の生活がおくれたと思っています。
では、また明日。


第4話・魔法使い

私たちは教室に入った。
いつも道理の普通の授業が始まる。
でもいつもの違うのは魔法使いのリアザがそばにいることだ。
私はリアザと筆談をしていた。
授業のノートのはしっこにシャープペンで文字を書く。
{何で私が選ばれたの?}
「ん~・・・偶然赤い玉が君の家に落ちていてそれを君が触ったから・・・」
「それだけ!?」
ついビックリして口が開いてしまう。
一気に視線がこっちに来て笑い声が聞こえた。
すると先生が近づいてくる。
「こら、寝ぼけない」
「あ、すみません・・・・」
先生は寝ぼけていると勘違いしてくれたようだ。
「僕の声は聞こえないんだよ、気をつけて」
そういって私の顔を見て笑う。
私はそれがバカにしているように見えてつい睨んでしまった。
「あ、ゴメンゴメン!でもこの世に偶然なんてないんだ、僕と君の出会いはすでに運命づけられているんだよ」
私はまた筆談を始める。
{いつも思うけどさ、リアザのセリフってくさいよね・・・よく思いつくね}
「ひどい!僕なりの言葉だよ!!」
なんだろう、いじりたくなってしまう。
そして時間はすぐに過ぎて、昼休みに入った。
「一緒にご飯食べよう」
そういって由里が近づいてくる。
私はあわてて頷いた。
由里にも別の友達がいるのに私のところへ来てくれた、それがものすごく嬉しい。
私たちはたわいもない世間話をしていた。
そのときリアザは何処かへ行っている。
私が1人になるといつの間にかそっと近くにいてくれた。
何故かわかんないけど、本当に嬉しくて、
でも1つ引っかかる事がある。
『君が後で僕を救ってくれる人になるんだから』
これはいったいどういうことなのだろうか。
私はすでにリアザに救われた、だから私も恩返しがしたいのは事実。
リアザは普通の人には見えない。
だから何かをあげてもそれを受け取る事が出来ないんだ。
私はリアザと一緒に帰った。
会話をしようにも何を話せばいいのか思い浮かばない。
家に着くと私は扉に手をやる。
「まって」
いきなりリアザが止めに入る。
「今この中では昨日のような口論になっている、君は自分の病気が治ったことを主張し、ちゃんとお礼をいってくれないか?」
私は一瞬迷ったがそれを実行する事に承諾した。
玄関のドアを開くと本当に中では口論になっている。
私は恐る恐る親のいる扉を開いた。
「あら、お帰り」
お母さんがあせった顔で私を見る。
お父さんは無言で別の方向を見ていた。
私は動こうとしない口を必死に開いて話し始める。
「あ・・あのね・・・私、もう発作全然直ったの・・・・最近全然なくなって、病院にいってもきっと大丈夫っていってくれる・・・・それで」
私は思いっきり息を吸った。
「お父さん、お母さん、いつもありがとう!これからは普通な生活が出来るんだよ、2人のおかげで元気になった。本当にありがとう!」
私は一生懸命笑って見せた。
すると2人は驚いた後、お母さんは泣き出した。
「ごめんね、お金のこと考えてたりして・・・でも本当に・・よかった」
お父さんもほっとしたような優しい顔をした。
それから今までとは違って我が家は一段と明るく感じる。
リアザの使った魔法は私の世界を一瞬にして変えてしまった。
リアザは後ろで嬉しそうに笑う。
「親は子供を愛すのが当たり前なんだよ」
でも、その笑っている顔は何故か少し暗い感じにも思えた。
私は部屋に戻ると思い切ってリアザに問いかけた。
「僕を救ってくれる人ってどういうこと?」
リアザの顔が一瞬曇る。
そしてまた、優しく笑って話してくれた。
「魔法使いって、元は皆人間なんだよ」
「え?!」
「それに、魔法使いになってしまったら、人間には戻れない可能性がかなり高い」
「でも、魔法使えるって素敵じゃない!私は魔法使いになってリアザみたいにいろんな事がしたい!」
「人間がいいに決まってる!!」
いきなりリアザが叫びだした。
「あ、ごめん・・・僕・・つい・・・」
自分でも怒った事にビックリしてその後何回も誤ってきた。
どうやらなりたくてなったようではないらしい。
「人間が魔法使いになるまでのいきさつ・・聞いてくれる?」
リアザがそっと私にお願いしてきた。
「うん、教えて、私も貴方の役に立ちたいの」
するとリアザは嬉しそうに笑った。
そして、深刻な顔で話し出す。
「人間はある日、急速に死に近づく事がある」
私はその話を黙って聞いた。
「僕もちょっとした事件に巻き込まれて死に掛けたんだ。でも助かった」
「よかったじゃん」
私は笑った。
「でも僕は今でもおきることが出来ないんだ、ずっと病室のベッドでねむり続けている」
「じゃ・・・なんでここに!」
「助けを求めるためだよ、僕を眠りから救ってくる女神を探しているんだ、そして見つけた、君は僕の赤い玉に認められた女神だよ」
私は魔法使いという存在は優しいおとぎの国の華やかな感じとは違う事に気づかされた。
本当の魔法使いは、人間の死ぬ間際に与えられたひと時の幸福。
切なくも悲しい魔法使いの本当の存在意義に私は何を言えばいいのか言葉に迷った。
そして私はどうやら瀕死の状態の彼を救う役をまかされてしまったようだ。
「・・・・出来ないよ」
私はボソッと呟いた。
「え?」
「そんなの出来ないよ!私医者じゃないもん!恩返しをしたいって思ったけど・・・そんなの無理だよ」
私は何故か涙が流れてきた。
本当のリアザは今死にそうになっている。
助けたい、でもそんなこと頼まれたって出来っこない。
だって私は普通の人間なんだもん。
何も出来ない人間なんだから。
するとリアザが私の頭を優しく撫でてくれた。
「ゴメンね、やっぱり無理させちゃだめだよね、君は僕の女神にはならないほうがいいみたいだ」
そういってリアザは窓から何処かへ消えてしまった。
翌日、そしてその次の日もリアザがもう私の前には、あらわれる事がなかった。
たった3日間の関係だったはずなのに、リアザは私を大きく変えた。
そのリアザのたった1つの願いを私は断った。
あの時どうすればよかったのだろうか。
神様、たった1つでいいから私の願いを聞いてください。
私にリアザを救う力をおあたえください。
無言で私は青い空を見上げて願った。

(今日の天気)

作品と(私の魔法使い3)

2010-02-28 00:15:33 | その他

こんかいはちょっとネタがあるのでまずはその話を・・・・
えっと、焼き物を体験してみました。
湯のみです、で隣はリスですね・・・・リス正面バージョンはコレです。
湯のみ、お父さんに「うわ、飲みにくそう」といわれました。
するとある人が「芸術を極めんとする人は実用性ですら凌駕する」と・・・
かっこいい!
ま~、私も形が気に入っているだけなので・・・多分最後には筆立てに・・・・
では、第3話をお楽しみください。



第3話・心の中から
「大丈夫?」
あせった顔でこっちを見て、ちかくによってきた。
いったいどういうことだろうか。
「苦しくなかった?つらくなかった?正気?!」
こっちの肩をいきなりつかんで聞いてくる。
かなり心配な顔で私を見てくれた。
しだいに私の目からは涙が出てくる。
「苦しいよ・・・・・つらいよ・・・・・おかしくなりそうだよ」
私はそのまま泣きじゃくった。
「わ!やっぱり?!・・どどどどうしよう!!やっぱり魔法の使い方間違えたんだ!!」
魔法使いはオロオロしだす。
私はそれでも泣き止もうとしなかった。
とっても悲しくて誰かに助けを求めたかった。
そんな時心配してくればやっぱり泣いてしまう。
「違うもん・・・そんなのでつらいんじゃないもん・・・」
私は魔法使いにうつむきながら答えた。
「どうしたの?僕でよければ話を聞くよ」
魔法使いは優しい青い瞳で私を見てくれた。
私はすべてを話した、学校の事、家出の事、友達の事。
彼は何もいわずに真剣な顔ですべてを聞いてくれる。
話をそらさず、真剣な瞳でずっとこっちの話に耳を傾けてくれた。
「・・・そういうこと」
「そっか、」
やっと話が終わった。
すべてを吐き出したおかげで何だか心が落ち着いた。
「ご・・・ごめん!昨日は無理いっていろいろ聞こうとして、それに変な愚痴聞いてもらって」
私はその後あわてて謝罪する。
「いいよ、話聞くの好きだし」
そういって、魔法使いは窓の外に指をさした。
「見てて」
そういって、手を上にそっと上げる。
するとたくさんの流れ星が流れ出す。
「綺麗・・・」
満点の星空に細く長い光が無数に現れ、下に消えていった。
「君が自分を星と言うのなら、その星を地面に落とそう、そしてその星のかけらは新たな未来を見つけ出す」
そういって私の方を見てニコッとわらった。
優しく綺麗な魔法。
「じゃぁね」
そういって魔法使いは窓から外に出ようとする。
「あ!名前は?」
私はあわてて引き止めた。
「リアザだよ」
そういって窓から飛び降りる。
「友達になれる?!」
私はあわてて外に叫んだ。
すると下からふっとリアザが浮き上がる。
「僕たちの出会いはすでに友達を運命づけられている」
そういって笑うと、ふっとどこかへ消えてしまった。
そして夜が明けるといつものような生活が始まる。
朝食をとって学校へ向かった。
最近発作がないことに親も安心しているようだ。
でも、学校へ行く道は本当に何だか怖い道を通っているみたい。
「怖がらなくていいよ」
後ろから声がする。
振り返るとあの金髪のリアザが後ろでプカプカ浮いていた。
「なんで?!」
「しー、他の人には僕は見えない」
私はそれと聞いてあわてて視線を前に戻して普通に歩き出した。
「学校に行くことを怖がらなくていい、恐怖を持つことで周りが全部悪く聞こえる事だってある。大丈夫、君の周りには信頼できる人がいるんだ」
そういって私の近くにいてくれる。
「何で皆見えないの?」
私は小声で話しかけた。
「満月が唯一僕の姿を照らしてくれる。そのときは誰にも見えるんだ、そのとき僕は君に赤い玉を捜してもらった、それが僕と君をつなぐ鍵」
そういってリアザはポケットから赤い玉を取り出す。
それはリアザの手の上でもろく崩れ去った。
「もう必要ないんだ、僕は君と一緒にいる、君が後で僕を救ってくれる人になるんだから」
「それって・・」
「おしゃべりはここまでだ、ほら君の大好きな天使だよ」
前を見るとそこにはクラスメートの由里の姿があった。
由里は私に気がついて手を振ってくる。
私も笑顔でそれを返した。
「おはよう、今日は朝から登校できたんだ」
「うん、病気治ったみたい・・・」
「そうなんだ!よかったじゃん!」
そういって由里は私の両手を握って喜んでくれた。
なんだろう、昨日とは全体的にまったく違う。
優しい人が近くにいる。
いや、本当は昨日と違わない。
ただ自分が悪いように考えていたから、
今までの自分の対応が悪かったから、
全部悪い方向に感じていたから、
本当は何もかわっちゃいない、代わったのは自分なんだ。
そう気がつくと自然と顔が柔らかくなって笑った。
「幸福と感じるから幸福が訪れる」
リアザそっと私に呟いた。

ではまた明日。
(今日の天気)

私の魔法使い(2)

2010-02-26 22:54:56 | その他

今日は舞台の会議がありました。
今度の芝居は8月に公演があるそうです。
そのときまでがんばって練習します。
後は、来年の干支の絵を出す大会があったのでそこにも出すために昼間はウサギの絵をいろいろ描いています。
しかもペン画限定だそうです、がんばります!
では、第2話をどうぞ。

第2話・友達

「何でここに来たの?」
私はそういって金髪を見る。
「あ・・・いや、ちょっと探し物を・・・・」
「何の?」
「・・・・えっと」
「ついでにどうやって窓から入ったの?ここ2階だよ」
「その・・・・」
「鍵もかかってたよね」
「・・・・・・」
今度は金髪のほうがなきそうな顔をしてきた。
青い瞳が潤みだす。
むしろ私はその顔に可愛さを感じでときめいた。
「落し物しちゃって、見つけている途中・・・・」
金髪がビクビクしながらこっちを見る。
それがかなり可愛い、絶対反則的な可愛さだ。
「何でここで探しているの」
「・・・昨日近道でちょっと・・・」
「人の家を通り道に?」
「・・・・・」
我ながら今の自分はかなりSだと思う。
動揺している彼を見て喜んでいるのだから当たり前だろう。
でもさすがにこれ以上はあまりにもかわいそうなのでやめる事にした。
私は地面に座り込んで探し出す。
「え?」
金髪の彼がそれを見てビックリした。
「探し物でしょ?どんなの??」
そういうといきなり顔が輝きだす。
見た目17くらいなのに性格はまるで小学生のようだ。
金髪がいうには、『赤いビー球に似たような物』らしい。
私たちは月の光だけで部屋の中を探した。
「あった!」
ベッドの端っこに赤く輝く玉は挟まっていた。
私はそれを取り出す。
「あった!!!!!!」
金髪は本当に嬉しそうな顔をした。
私はそれを手渡そうとしたが寸前でやめた。
「見つけたんだから、1つだけ質問に答えてくれる?」
それをいうと金髪はシュンとした顔になる。
「・・・けち」
「ケチってなによ!もうあげないよ」
「あ!わかった答える!!」
よっぽどこれは大切なやつらしい。
私はそれを渡した。
「貴方は魔法使い?誰にも言わないから教えて・・・・」
すると金髪はこくりと頷いた。
「やっぱり?!魔法学校ってある?ほうきで空飛ぶ?どんな魔法使える?」
「え!・・・・質問って1つだったよね・・・・」
「そんなの関係ないもん!!」
そういって私は魔法使いの服をつかんだ。
逃がさないためだ。
すると金髪は私の手をそっと触った。
「熱!!」
あまりの熱さに手を離す、するとそのすきに窓から逃げてしまった。
手を見ると火傷した気配は無い。
でも私の心にはぽっかりと穴が開いた。
せっかく会えた魔法使い、でもその人はすぐに何処かへ逃げて行ってしまったのだから。
私はまた普通の生活に戻るとわかると何だか悲しくなってきた。
翌日目を覚ますといつも通りの朝、でも妙に体が軽い。
立ち上がって部屋をちょっと走ってみる。
疲れるけど発作は起こらない。
ベッドからジャンプしてみた。
しかし着地に失敗して大きな音を立ててこけてしまう。
「いってて・・・」
いきなり外からいくつもの足音がこっちに走ってきた。
すると勢いよく扉が開く。
「何があったの?!」
お父さんとお母さんだ。
「なんでもない!ちょっと機嫌がいいの、学校行くね」
そういうと2人は顔をあわせて喜んだ。
私は食事を済ませるとブレザーを着て外へ走り出した。
途中でもしかしたら金髪の男の人に会えるかもしれない。
もしかしたら学校に来るかも。
そのときはお礼を言おう。
発作が無くなった、私はもう普通に動けるんだから。
次は何かしてあげないと。
そう思って学校の扉を開けた。
一気に私の方に皆注目してくる。
「病気、大丈夫?」
クラスメートの人が聞いてくる。
「うん、もう平気!これからは一緒に遊ぼう!」
でもそういっても何だか気まずい顔をしていた。
「ごめん」
そういってある集団に走っていく。
私はぽつんと立ち尽くした。
「いつも学校休んでるのってサボりだったんじゃないの?」
「なんか薬してたんじゃない?」
そんな声が聞こえてくる。
しばらく休んでいただけなのに、私の周りから友達は消えていた。
時々心配しに来る子もいるけど、さっきの会話を聞いた後じゃ全然嬉しくない。
つい、心配してくれた人たちに何も返事が出来なかった。
「うわ、何にも答えないし・・・何かそれウザイ」
そんなつもりじゃない、怖くて何もいえなかっただけなのに、でもそれも言葉には出てこない。
結局授業は全部終わって下校する事になった。
何もかわらない、むしろ状況が悪化した学校に恐怖すら感じた。
クラスじゃなく、学校すべてが今の私から見れば大きなお化けの家。
「本当に大丈夫?」
後ろから誰かが肩をたたいて来た。
「う・・・うん」
「皆冷たいよね、あ、うちクラスメートの由里だよ、よろしくね」
そういって優しい顔を見せてくれた。
今までの人とは違って偽善が見えない。
私はいきなり由里の前で泣き出した。
由里は何も言わないで優しく頭を撫でてくれる。
お化けの家から出てきた1人の天使、私はそう思った。
でも家に帰るとき道は別々、私たちは途中で離れ離れになる。
「またね」
「うん、じゃぁまたね~」
そういって離れ離れになる。1人だけでも本当に私に優しくしてくれた。
それだけで嬉しい。
私は嬉しそうに家の扉を開いた。
「どうしてよ!」
いきなりお母さんの叫び声が聞こえる。
「こっちは限界なんだ!」
お父さんと口論になっているらしい。
私は玄関からそっと上がってその口論に耳を傾けた。
「こっちは娘の薬とか病気とかでお金が無いの!もうちょっと働いてちょうだい」
「もうこっちは手一杯なんだ、ふざけるな」
私はその会話を聞いて胸が痛んだ。
自分の薬代や病気のせいで家計を圧迫していたのに気づかなかったからだ。
私はそっと自分の部屋に戻るとそのときにはすでに抜け殻のようになってしまっていた。
結局私はどうすればいいんだろう。
外に出てもいいことなんてちっとも無い。
天使だってすぐに帰っちゃうし、ちゃんと話せなかった。
魔法使いだって逃げちゃって何も出来なかった。
やっぱり病気じゃなくても家にいたほうがいいんだろうか、そのほうが外の声なんて何も聞こえない。
また部屋にこもって絵本でも読んで、勝手に自分の世界作って。
魔法使い人形をまた持ち上げてベッドに寝転ぶ。
しばらくするとそっと扉が開いてお母さんが入ってきた。
「あら、帰ってきてたんだ、ただいまくらいいいなさい」
「ゴメン忘れてた」
そういったけど心の中は違っていた。
いいたくてもいえなかった、聞いちゃいけないことを聞いたんだから2人を苦しめる。
知らないフリをしないと。
そのあと夕食を食べて夜になる。
結局この1日いいことなんてほとんど無かったし魔法使いも現れなかった。
時間を見るとすでに12時を回っていた。
私はそのまま目をつぶる。
すると、さっとカーテンがなびく。
私はベッドから起き上がった。
そこには何だかせっぱ詰まった顔でこっちを見ているあの金髪の魔法使いがいた。


(今日の天気)

私の魔法使い

2010-02-26 00:14:30 | その他

今日の出来事は、大会に出す作品をまたまた描きました。

というわけで始まってしまいました。
大体7回にわけでお送りします。
ではゆっくりっとお読みください。
ケータイ小説専用に書いたのでセリフが多いです。

・注意・
誤字脱字が多分目立ちます・・・・


第1話・窓の外から

「魔法使いって信じる?いるとしたらどんな感じかな~やっぱりおとぎの国に出るような魔法使いかな~・・・・」
私は近くにある白いコート来た魔法使いの人形に話しかけていた。
「・・・・・バッカみたい」
いきなりさっきの声と反対の重い声でその人形に話しかける。
私はそのままベッドに転がり込んだ。
魔法使い人形はその後適当に投げ捨てる。
「そんなのいないもん・・・」
毛布を鼻の部分までかぶせて悲しそうに呟く。
最初に話しかけた言葉は絵本に書いてあったおとぎの国の世界であった言葉。
正直私は中学3年生まで魔法使いを信じていた。
ただ会えないだけ、見えないだけ。
だけど、それを話すとたくさんの友達にバカにされる。
だから信じない事にした。
本当は信じたいのに、でも信じたらきっとまた苛められる。
過去を思い出したとたん恐怖で体が震え始める。
すると呼吸が苦しくなった。
発作だ。
わたしはそばにあった薬に手をやる。
しばらくすると発作は落ち着きを取り戻した。
「・・・・最悪」
ちょっとでもいろいろするだけですぐに発作になってしまう。
そのせいで学校にもあんまり行けないし、友達とも遊びに行けない。
「こんな体、生まれてこなきゃよかった」
私は悲しい顔で窓の外を眺めた。
真っ暗な闇に真っ白い星がたくさん輝いている。
その小さな光の1つはまるで私のよう。
何だかもう少しで闇に飲まれてしまいそう。
私はベッドから起き上がって座りながらずっと外を眺めていた。
しばらく出ていない外の世界。
今は何がおきているのだろう。
あいまいになる自分の中の時計、今はいったい何日の何時だろうか。
そんなことを考えていると窓が開いてカーテンが外の風で勢いよくなびいた。
「え?」
長身の17歳くらいの細身な男性が窓から土足で入ってきた。
金髪の髪がつきの光を浴びてより輝いて見える。
長い金色のまつげ、青い瞳。
一瞬私はその美貌に言葉を失った。
「・・・・あ、」
金髪が私に気がついてしまったと言う顔をした。
私もそれで我に帰る。
「な・・・なななな!どろb!!」
いきなり口を押さえられた。
「ちょっと・・たんま・・・頼む、静かにしてくれ」
あまりの事で混乱する。
するとそのせいでまた息が苦しくなった。
「はっ・・・はっ・・・・・」
私は自分のシャツを握って必死に冷静を保とうとした。
「げ・・・わわ!もしかして発作?!」
金髪の少年がオロオロしだす。
薬に手をやるがすでに中身は空っぽになっていた。
苦しい、だんだんと意識が遠のいていく。
そしたらそっと金髪が私のおでこに自分のおでこを当ててきた。
いきなり体が温かくなってくる。
呼吸も徐々に安定してきて元に戻った。
私はきょとんとした顔で金髪を見た。
「よかった」
金髪は私の様子を見てほっと胸をなでおろした。
「もしかして・・・」
私の顔はだんだんと輝いていく。
金髪はその顔を見て引きつった。
「魔法使い!?」
「断じて違います!」
即答で否定された。
いや、むしろ即答で否定できるという事がかなり怪しい。
私は息を思いっきり吸い込んで叫んだ。
「お母さん!むぐっ!」
また口を塞いできた。
「頼むから叫ばないでくれ!!」
小声で私にお願いしてくる。
がすでに親の足音はすぐそこまで来ていた。
まずい、金髪はまたオロオロしだす。
するとゆっくり扉が開いた。
「どうしたの夜遅くに」
そういってお母さんが入ってくる。
私はあわてて横を見ると誰もいない。
「あ・・・・れ?」
「まったく、ただ呼んだだけ?」
「違うの!」
私はあわてて言い返す。
「えっと・・・薬が・・・・・」
そういって瓶を渡すとお母さんはクスリと笑った。
「切れてたのね、わかった、持ってくるわね」
そういって新しい瓶を持ってきてくれた。
「お休み」
「お休み」
私達はお互いに挨拶をした。
お母さんの足音が遠くへ行くと私はあわてて周りを探し回った。
「いない・・」
目が潤みだす。
「・・・行った?」
金髪の声が後ろから聞こえた。
私はあわてて後ろを向く。
「ふ~、危なかった・・・・て、え?!泣いてる?!」
金髪はまたオロオロしだす。
なんだかねずみのようなウサギのような感じで、かなり愛嬌を感じてしまった。
私はくすっと笑った。
金髪もそれを見て何だか申し訳ないような顔で笑った。

日記(出来事)

2010-02-24 23:56:39 | その他

今日の出来事はお客様の接客にいそしんでいたとしかいえませんね・・・・
他は・・・洗濯干すのがんばっていました!!
今日1日で3回は洗濯機まわしましたよ・・・・・
明日は雨なので全部今日中に完璧に・・・ってこれ普通私がやる役目でしたっけ??
ん~しばらくブログのネタがないと思うので明日からこちらに連載小説をほんの1週間程度載せていきたいと思います。

「私の魔法使い」あらすじ
魔法使いって貴方は信じるだろうか。
私は信じたい。
ある日の夜、窓から金髪の少年が現れた。
「幸福と思うから人は幸福になる」
優しい彼の言葉、会ったときから違う人だってすぐにわかった。
貴方は魔法使いがどうして存在するか知っていますか?
コレは主人公「私」と魔法使い「リアザ」による物語。
神様、私にたった1つでいいから願いを聞いてください。


以上です・・・・ではまた明日♪
(今日の天気)