おかずブログ

ここでは主に撮影画像を発表します。
近場で撮影した植物などがメインとなります。

170620京都府立植物園

2017年06月23日 | 京都

久しぶりに植物園に行ってきた。

1か月以上ぶりに行ってみると、当然のことだが咲いている植物相が
大きく変わっている。
もう春や夏前期の花たちが終わって秋の花たちの出番前の端境期のようにも
感じたのだが、園内を一通り経巡ってみると、結構多くの花たちに出会う。
当然のように夏の花であるダリアやクレマチスなども咲いている。

季節は早くも夏越しに近く、ハンゲショウの花も葉の白さを強めつつある。
むろん梅雨時の花であるアジサイも、雨が降らないけれども、けなげに咲き誇っている。
これからの花であるハス、花蓮も咲き始めていた。
木本の花である泰山木や夾竹桃も咲いている。
下はこの日の花。







最近はというよりはかなり以前からなのだが、花たちは本来は咲くべき季節が
あるのに、そうではない季節に見かけることも多い。
さすがに植物園で植栽している木本では季節をたがえて咲くことはほとんどないと
思うが、草本の園芸種はもはや季節は関係ないともいえる。
花における季語も今では実情に合わないものが多いのではなかろうか。

例えば仏花などは需要があるから季節を問わずに咲かせるようにしているのだが、
それが仏花以外の様々な花にも波及して、冬の花でも夏に、夏の花でも冬に見られるという
非常に珍奇な現象が起きている。
これは良いことなのかどうか、強い疑義を持っている。
むろん温度管理やDNA操作による耐寒性や耐暑性を持たせることは現在の技術では
容易なのだろう。でも花はやっぱり季節ごとに咲くから花であり、
通年に渡って咲くものは少なくとも私の関心は薄れるばかりである。

バラなどのように1000種も超えるほどのものが人為的に作り出されていると、
花を見る機会があったとしても写真を撮ろうとする気持ちは乏しいものだ。
私にはバラの花よりも、その辺に咲いている雑草の方が関心は確実に強い。

花たちを見ることは楽しいし、嬉しいことなのだが、そういう疑念を常に
懐胎していると、なおさらに植物と人間との今後の関わりが寂しいものに
なるのではなかろうかと思わざるを得ない。

とまれ今生のうちに、今後も私なりに花を愛でることができればと思う。

花名のわからない一枚と東屋の画像、ハグロトンボとアオサギの画像は
テキストを入れないままです。花名不明の植物についてはわかればテキストを追加します。

下はこの日の園内生き物と風景。







例のようにOneDriveに入れています。できたらスライドショウでご覧願います。

170620植物園



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
すばらしい! (maruko)
2017-06-23 20:58:50
たくさんのお花に囲まれての4,5時間はうらやましいような時間です。
それでこうして素晴らしい写真が見えせてもらえますのね(*^‐^*)ありがとうございます。
私も「でも花はやっぱり季節ごとに咲くから花であり」に同感です。季節外れのお花は珍しいですがなんだかねぇという気持ちになります。

バックに噴水が写っている赤いお花はたぶんカンナです。株もあのようになってます。
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marukoさん (カズ)
2017-06-24 00:15:45
コメントありがとう。

4.5時間いてもね、見逃す花は結構多いのですよ。後で「臍をかむ」けれども、後の祭り。

今回も「ジャカランタ」の花を見逃しました。温室にも入る時間も無かったですしね。

カンナのこと、ご指摘ありがとう。この数年は噴水バックの同じ構図で撮影しています。あれも撮影位置を変えたりカメラの設定を変えたりして20枚ほど撮っています。結局はいつもながらの構図です。
カンナの花画像ではなくて風景画像のつもりなので意識的にテキストは入れなかったのです。今にして思えば「噴水とカンナ」とでも入れたら良かったですね。
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