はた迷惑な隣の「大国」はうっちゃておけばいいんだが、矢鱈に出ばってくるので、そうもゆかない。
腰巻の文句に惹かれて買った【「中国の終わり」の始まり】(徳間書店)。
黄文雄先生と石平先生が統計を駆使して、歯切れよく「習近平皇帝の中国は10年以内に崩壊する」と結論。
大いに愉快になったけど、あまりにも勇ましく快刀乱麻を断つので、俄には信じられない。
で、「目からウロコの議論が多数載っている」などと自慢し、実際店頭に山積みされていた【驚きの中国】(講談社)。
こちらは橋爪大三郎、大澤真幸、宮台真司というエライ学者さんの鼎談ですが.......。
う~む、困った。よく分からん。
例えば宮台先生ご発言のほんの一部です▼
こうしたコミュニティの範囲を超えて、国家のようなラージユニットで一般意思を想定できるのは、ニーチェ的な意味での「悲劇の共有」という契機が ある場合だけです。たとえば近代憲法は統治権力をどう操縦するかについての「悲劇に懲りた市民たち」の覚書ですが、その内容的同一性は、法律とちがってリテラルな条文でなく、条文を通して表明された立憲者の意思にあります。最近では憲法学者ローレンス・レッシングが『コード』で強調していましたね。
........ふぅ。 あなた、これお分かりですか?
えっ、分かる? そういう方とは、お付き合いしたくありませんね。
ま、それはともかく、これだけでも宮台先生が長々と発言した3頁分(!)からの僅か6行です。
こういう調子でお三方が学識の広さと見識の深さを見せつけ合い、わざわざ難しくノタマウのである。
森生には何が何だかサッパリ分かりませんや。
感じられることは、お三方とも朝日新聞のように、中国に対して大変に気を使っているということ。
それに何かとカタカナ名前を持ち出して、ああ言ってるこう言ってると引用するが、ご自分の意見はあまりないようだ。
3ヶ月経っても読み終わらず、もうげんなりして「精力を付けなくちゃな」と合間合間に読んだのが【絶倫食】(新潮社)。
超大国だった中国の皇帝が、後宮に美女三千人を侍らすことができた食事や、人民がうじゃうじゃ増えた原動力的食材を「これでもか」、と紹介している。
始めはマジメ。しかし読み進むうちにだんだん露骨で扇情的な言葉が跳梁勃起、....いや跋扈し、赤面させられる。
小泉武夫先生ご自身が、自らを叱咤激励しているみたいだけれど、森生にはな~んともないのね。
ウチに来たシャモじぃも、手にとってパラパラ読んでみて、ふんっ、だとさ。
今日は朝から時々ポツポツと雨。たまの雨の日には読書がいい。
でも、鼎談をなかなか読み終えない。それは雨がほんの少ししか降らない所為だけではありません。
130612
「猫めし亭」とはステキな名前です
開店したら 行ってみたい
「絶倫食」を読んだ目的?
「疲労回復」だってば
百近くにもなると 草臥れて草臥れて
朝日は話し合えば分かる と言いますが いくら話し合っても分からない謎の大国ですね
でも お隣の大国だから 付き合わなくてはなりません
どうなるのか 予測は難しいから ほどほどが宜しいかと思います
なお 在日中国人は 日本に馴染んでしまい 帰国したくない人が多いようです
食堂をやるのが夢 などと愉快なことを言う先生は好きです。
森生さまが絶倫食という本を買ったのにはそれなりの
分けがあったのですね。フムフム・・・
中韓の悪口を書く黄文雄、石先生も愉快です。
私も読みました。黄先生のは二冊目です。
不愉快なお隣の批判本はどれも興味ありますからネ
中国の地下鉄に乗ったら、若い女性が私に席を譲って
くれて感謝でした。トイレに使用したペーパーが流さ
ないで専用の容器に入れるようになっていたのにはゾッと
しましたけど(スーパーマーケット)
街中では、「人民服」「タクシーはシトロエン」「バイクは皆無」「チャリンコだらけ」「「街の中でカメラを出すな」「人民トイレ・大小共用」、そんな時代でした。
その後、中国も旧ソ連も開国され、個人もマスコミも自由奔放な世の中になって、観光客で潤っておりますね。
日本では、中国人の「マナー」「倫理観」がネット上でも話題になっていますが、中国関係者の書き込みでは「マナーが悪いのは、中国国民の国民性・文化であると処理されていますよね。 唖然・・・・