林 住 記

寝言 うわごと のようなもの

「痴人の愛」評評

2007-06-24 | 林住期

 「獲物」 森男

 「林住記」の書評は本の広告を読んだだけで、ツベコベ書いたりする。五木寛之先生の「林住期」がそうだった。
 本の全体像を紹介する場合は、腰巻を。腰巻の数行の文字で、本1冊読んだ気になる。

 実は吉本のお笑い芸人も、いい加減かと思っていた。
ところが紀香さんは獲得するは、本の批評はするは、と偉いものだ。
笑い飯・哲夫(吉本ですよね)という知らない男が、大谷崎の「痴人の愛」を紹介している。
これが分かり易くて親切で、いいんですね。

 

 物凄いところは、この小説を恋愛小説ではなく、「変態小説」と決め付けていることだ。
更に、特にお薦めするところは、「やらしさ」であり、18歳未満の少年少女に薦めたい。また、お金の大切さを痛感出来る、恋愛にはお金が大切なことを理解出来る、などと指摘している。

 森男はご破算以来、まだ10歳に達していない少年である。
金儲けを忘れて、「林住記」執筆にうつつを抜かしている変質少年である。
だから「痴人の愛」は、渡辺淳一先生よりも先に、読まなければ、と。
                                ▲記事は6/10朝日朝刊から。


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2 コメント

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Unknown (anatagaitiban)
2007-06-26 23:04:07
駒田さん!こんばんは!☆彡
『獲物』・・・
いろいろ、考えちゃいました。
暗雲?!かなぁ~・・・どちらが獲物?!かなぁ~
獲物として狙ったものが・・・気が付いたら、獲物にされてた?!・・・とか。
それとも、憧れ?!・・・
なんだろう??!・・・・・勝手に解釈させて戴きました。(謝)

森さんは、私の息子ともしかしたら同級生くらいだったのかな?!(笑)
でも、ウチの息子には、まだ、谷崎文学は読ませる覚悟はできていないので、母が先に読んでみたいと思って。。。。。実は。。。そのぉ。。。今日、買いに行っちゃいました~!(笑)
図星 (森)
2007-06-27 17:23:14
anatagaitibanさま

図星。憧れです。腕ではなく森男のハートにするべきでした。

なお、暗雲ではなく、大波のつもりなんでした

それにしても、襲われるのを待ってるなんて、ナサケナイものです。

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