上海(ダウ・ジョーンズ)中国のHNWI(富裕層の個人投資家)向け資産運用会社、諾亜財富(ノア・ホールディ
ングス)(NYSE:NOAH)と中国の不動産サービス会社、易居(中国)控股(イーハウス・チャイナ・ホールディング
ス)(NYSE:EJ)は、最大100億元(15億8000万ドル)規模の不動産ファンドを共同で立ち上げることを計画している
。資金不足を理由に銀行融資に代わる資本を求めている不動産開発業者に対し、資金を提供することが目的だと
いう。
中国政府が引き続き不動産市場の沈静化に取り組む中、融資抑制政策や住宅価格や販売の不振を背景に、国内不
動産開発業者は資金調達が難しい状況にある。
諾亜財富の広報担当者が18日に明らかにしたところによると、このファンドは、国内上位50社の不動産開発業者
から投資を募るほか、残りの資本は投資商品を求める富裕層の個人投資家など別口から調達する方針としている
。また、同ファンド向けの資本調達は3月下旬に始まったという。
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