ringoのつぶやき

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為替介入、ニュースで使われる言葉がスラスラ分かる解説集(為替王より)

2011年11月08日 06時56分22秒 | 為替
円高で為替介入について財務相のコメントが報道されることが多くなっています。
よく聞くコメントの意味が、スラスラわかるように翻訳いたしましょう。

「必要があれば断固たる措置を取る」
⇒必要があれば、為替介入などで、円高を止めるような対策を取ろうと思っています。という意味。ただし、実際に取るかどうかは別問題。今回の介入も、“断固たる”との表現を何度も使った末にようやく介入が実施されました。


「協調介入は大変」
⇒日本だけでなく、米国や欧州当局の力を借りて協力して円高阻止の為替介入をすることは難しいです。という意味。この表現の裏には協調介入をひそかに打診したのに、拒否されたり相手にされなかった可能性もあります。


「円相場は実体経済を反映すべき」
⇒円高が進んでいる現状は、実体経済を反映していないと思います。という意味。ただこれは発言者の主観を多分に含んでおり、実体経済を反映しているからこそ円高が進んでいるとの専門家の指摘も。


「投機的な動きを懸念している」
⇒投機家が円買いをするから円高が進んでいると思っていて、そのことを懸念しています。という意味。ただこれも、投機的な動きだけで円高が進むわけではないので、批判が政府に及ぶのを避けて投機筋に責任転嫁したい心理も見え隠れします。


「日銀と一体となってこの局面を打開したい」
⇒円高対策のうち、為替介入は政府(財務大臣)に権限があるものの、利下げや量的緩和などの金融政策は日銀に独立性があるため、円高を止めるために日銀も協力してください。という意味。


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