【ベルリン】(ダウ・ジョーンズ)ドイツ連邦銀行(中央銀行)総裁でもあるバイトマン欧州中央銀行(ECB)
理事は8日、ECBがユーロ圏危機への対応策として実施している金融政策措置に言及し、「火消しの水による被害
が火事そのものの被害より甚大であってはならない」と語った。当地で開催された経済会合の参加者が明らかに
した。
この人物によると、ECBの国債買入計画を声高に批判しているバイトマン理事の講演の聴衆には、ギリシャの
サマラス首相やアスムセンECB専務理事の姿もあった。
ECBは昨年、欧州連合(EU)に支援を要請したユーロ圏加盟国の国債を無制限で買い入れられるようにする措
置を導入した。
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