みずほ証券のチーフマーケットエコノミスト、上野泰也氏は、日本銀行が7月1日に発表した6月の全国企業短期経済観測調査(短観)について、日本経済の見通しに警告を発しているとの見方を示した。
2016年度の設備投資計画(全産業)は大企業が前年度比6.2%増となる一方、中小企業は14.9%の減少となった。
上野氏は、設備投資計画の上方修正幅がこれまでよりも小さかったと指摘。これは企業が設備投資に対する慎重姿勢を強めているという意味で、今後の経済活動に大きく影響するとの考えを示した。
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