従軍慰安婦問題が注目されています。
河野談話(1993年)が問題になっていますが、いい機会ですので、従軍慰安婦問題について、経緯をまとめています。
1965年 日韓基本条約では従軍慰安婦は賠償の対象外
1977年 吉田清冶(元軍人の作家)が『朝鮮人慰安婦と日本人』を出版
日本軍人が朝鮮の女性を強制連行し慰安婦にしたと証言
1983年 『私の戦争犯罪』を出版し、これが慰安婦問題の発端となる
自分が済州島から慰安婦を拉致したと証言
1989年 済州新聞が取材結果をもとに『私の戦争犯罪』は捏造と報じる
いくら取材しても済州島から拉致した事実は見つからず
1991年 福島瑞穂や高木健一ら弁護士が、日本政府に損害賠償を起こす
元慰安婦の韓国女性(金学順)を見つけ原告とした
訴状は「親に売られてキーセン(娼婦)になった」であった
朝日新聞(植村記者)は「軍が慰安婦を強制連行した」と誤報
これは、吉田清冶の『私の戦争犯罪』に合わせるため、多分、(意図的に)誤報
しかし、福島瑞穂は訴状を(嘘だと分かっていながら)「軍に連行された」に書き換える
原告の代表は植村記者の韓国人嫁の母(義母)で「梁順任」は裁判費用搾取(詐欺)で摘発も逃走
1993年 河野談話
「慰安婦の募集人ついては、(中略)官憲等が直接これに加担したこともあったことが明らかになった」
当時の官房長官がこんな発言をしたので、韓国側は、日本政府が「軍による強制連行」を認めたと主張
1996年 吉田清冶は「創作」を交えてことを認める
要は、嘘だったと認める
2007年 安倍内閣の閣議決定した答弁書
政府が発見した資料には、軍や官憲によるいわゆる強制連行を直接示す記述は見当たらなかったとしている一方で、官房長官(河野)の談話通りであるとも書いてあるので、矛盾が生じている
簡単ではありますが、時系列に並べてみました。
なぜ、河野談話が「ぼろくそ」に言われるか分かりますよね。
そもそも論としては、吉田の嘘が始まりであり、朝日新聞と福島瑞穂が話を複雑にしたわけです。
偶然ではなく、皆、左派ばかり…
以前にも書きましたが、韓国は朱子学の国です。
現実より名分を重んじます。
要はメンツであり、こうあるべき論を重んじます。
日本は、「びしっ」と真実を述べるべきです。
基本的には、安倍内閣の「軍や官憲による胸腺連行の事実はない」路線を主張すべきです。
余談ですが、2010年に日韓併合100年ということで、菅首相は文化財の返還を行いました。
賛否両論あるでしょうが、外交上、こういうことはすべきでないと思います。
(たとえ以前に村山首相がそういう方針を示したとしてもです)
今さらですが、「言えば、何でもする」くらいに思われてしまいます。
まったく、首相としての資質にかけているのでしょう。
従軍慰安婦問題も同じですね。
くどいようですが、朱子学は現実ではなく名分を重んじるのです。
日本人の中にも、嘘を並べた人もいたのですが、今は、事実を発言すべきだと思います。
しかし、福島瑞穂といい、菅直人といい、あきれるばかりです。
私の簡単な知識ですとこの程度ですが、日本も事実をきちんと発言しない、訂正しない、所謂説明責任はあると思いますが、韓国の言っていることは、事実と異なることが多いと思います(メンツにこだわる)。