リンベの閑居記

都市公園の鳥や昆虫の記録が主です。

ウラギンシジミ(裏銀小灰蝶)

2010-11-07 04:14:35 | 昆虫
ウラギンシジミはチョウ目シジミチョウ科ウラギンシジミ亜科に分類されるチョウで、翅の裏面は♂♀とも銀白色である。
翅表は黒褐色の地色に♂が橙赤色、♀が白色から蒼白色の斑紋があり、翅表を見れば♂♀の区別は容易である。
住宅地の木の梢辺りを飛んでいるのを見かける事も多く、飛んでいる姿は裏翅の白が目立つ。
他のシジミチョウと相違する点が多く、シジミチョウ科ではなくウラギンシジミ科として扱われることもある。
何れにしても日本では一属一種の孤高のチョウである。
食草はフジやクズなどのマメ科植物だが葉では無く花を食べる。
食草を丹念に探せば白色でウニの殻のような形態をしている卵が見られる。
花が残り少なくなると一つの蕾みに沢山の卵が産みつけられているので探すのが容易になる。
幼虫は保護色をしているので見つけるのは容易ではない。
後部に1対の突起を持つのでこちらが頭のように見える。

ウラギンシジミ(♂)



ウラギンシジミ(♀)









幼虫