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台湾旅行記 - 仕方噺 2日目 その3

2009年7月9日(木) 紅玉餐廳(HUNG YU RESTAURANT)

夕食にはちょっと時間が早かったけど、せっかく近くまで来ているので「紅玉餐廳」へ行ってみることにした。店の前まで行くと中には誰もいないので、まだやっていないのかなと思いちょっとその辺を一回りすることに。といっても近くに見るところもないので、10分くらい後にはまた店の前に戻ってしまった。入り口のカウンターにご主人さんが座っていたので、とりあえず入ってみた。最初に中国語で話しかけられたが、すぐに日本語に変えてくれた。「食事ですか?」「二人ですね」と、流暢な日本語で一安心。奥では、まだお母さんが食事中だったけど、真ん中の席に案内してくれた。
注文は迷うことなく「伊勢海老のにんにく蒸し」。他に野菜も注文するように言われたので、なすの炒め物を一品。
水槽から大きな伊勢エビをとりだし、見せてくれた。
しばらくすると、テレビ用カメラを持った二人が入ってきて、ご主人と名刺をかわし始めた。取材かな? と思っていると、ご主人が「えらい政治家の人が来るんですよ」と教えてくれた。

まず、味噌汁が運ばれてきた。具は、伊勢エビの頭と豆腐。冷めないようにコンロに置いてくれる。味噌はちょっと甘めだけれど、エビの出汁が良く出ていておいしかった。
まもなく、メインの伊勢海老のにんにく蒸しが登場。ニンニクをたっぷり使った醤油ベースのソースが、ネギと一緒にぷりぷりの伊勢エビにかかっている。頼んで良かった~。とてもおいしい。
こちらはなすの炒め物。伊勢エビ同様、ニンニクが利いている。ちょっと味は濃いかな…。
おいしくいただいていると、表の方が少し騒がしくなってきた。なにやら大勢到着したようだ。
先ほどと別の取材陣を引き連れて、女性が一人入ってきた。ご主人たちと一緒に写真を撮ったりしている。後で聞いたら、有名な政治家だそうだ。
しばらくすると今度は男性が一人、またまた数人を従えて入ってきた。今度はご主人と親しそうに握手をし、一緒にカメラに収まっている。「日本から来たんですよ」と私たちをその人物に紹介し、「この店は初めてですか?」と、こちらも日本語で話しかけてくれた。そのあと御一行は、食事をしに2階へ上がっていった。
後でご主人が「あの人は日本で言えば小泉純一郎みたいな人だ」と教えてくれた。「ばたばたしてしまって申し訳ないです」「すぐ、作りますね」と、こちらへの配慮も忘れない。とても人のいいご主人だ。

取材風景を横から失礼。
しばらくするとそうめんを持ってきて、残った伊勢エビのソースに絡めてくれる。かなりの量で、お腹はすでに苦しくなってきた。
デザートのタロイモの揚げ饅頭とマンゴーとパパイヤをお母さんが持ってきてくれた。マンゴーとパパイヤは、取材で料理が遅くなってしまったことへのサービスで出してくれたみたいだ。
タロイモの揚げ饅頭。タロイモのペーストと小豆餡が絶妙で、中には金柑が入っている。
帰り際に少し話をしていたら、今月(2009年7月)で店を閉めるという。ブログに書いたように「経営不振により閉店を余儀なくされた」と報道されたみたいだけれど、聞いたところでは、子供たちも立派になった(一人はお医者さん)ので、もう働かなくても…という感じだった。
帰りに一緒に写真を撮ってもらい、ご主人から以前取材があったときのCDや、雑誌のコピーをたくさんもらって店を後にした。閉店前に食べることが出来て本当に良かった。
かなり年配の猫だそうで、目もあまり見えてないらしい。人なつっこいかわいい猫だった。
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