Travel Sketch
旅の記憶を写真でスケッチ
房総の海が望める温泉お宿ひるた その1
2010.07 お宿 ひるた 部屋編 そろそろ「船山温泉」か「さらの木」に行きたいなって思っていたら、知り合いに「千葉の方にいい温泉がありますよ」と教わった。さらの木のサイトを見ると7月21日に空きがあったので、紹介してもらった宿を含め3つの宿の中から選ぶことになった。どうしようかな…と迷っているうちにさらの木の空室が埋まってしまい、7月に入って船山温泉の蛍の数もあまり多くないようだったので、お気に入りの2つの宿はまた次回ということにした。 紹介してもらったのは「安房温泉 紀伊乃国屋」。南房総は富津のちょっと先にある海の料理が評判の温泉宿だ。紀伊乃国屋には本館の他に、全室露天風呂付きの「別亭」と姉妹館の「ひるた」がある。 紀伊乃国屋は全7室で、お風呂は屋上露天風呂(月見の湯)、一階露天風呂(御影の湯)、石造りの内湯(壹の湯・貳の湯)の4つ。屋上露天風呂(月見の湯)と内湯(壹の湯)が無料貸し切りで使用できる。別亭は露天風呂付きなので料金は高め。しかも6月1日から3,000円程度値上がりしている。ひるたは全5室で、内2部屋が海に面していて部屋から夕日を見ることが出来る。風呂は、露天風呂「夕見乃湯」、陶器の「壹ノ湯」、檜の「貳の湯」3種類あって、露天風呂はチェックイン時に50分間の予約制。他の2つは空いていれば入浴可である。 料理は全てのプランで、伊勢エビ、鮑、刺身の盛り合わせがついている。比較した結果、海が見える部屋(特別室)が1室空いていたので、「お宿 ひるた」の平日16,800円に決定した。 チェックインは15時なので、13時頃に家を出ることにした。京葉道路で幕張まで200円分だけ高速を使い、後はひたすら下を走る。木更津あたりになると車の数もぐっと少なくなり、予定通り15時過ぎには宿に着いた。 ひるたの案内板はちょっと解りにくいので、紀伊乃国屋の看板を捜してそのまま真っ直ぐ海まで出るとひるたにたどり着く。 赤いのれんが旅館っぽく見えるのでそれと解るが、建物自体は回りの家とあまり変わらない。 写真は海側から見たところ。2階の窓が特別室の二部屋。確かに海はよく見えるが、外からも丸見えということになる。 スリッパはなく、靴を脱いでそのまま宿に入ると、1階の囲炉裏でお茶とお菓子を出してくれる。このスペースには部屋に備え付けのDVDで見るように、ソフトを自由に借りられるようになっている。ラックにはこの辺のガイドブック(るるぶとか…)も置いてあって、こちらも自由に閲覧できる。 女性向けのサービスとして好きな柄の浴衣を選べる。ただしサイズは1種類でフリーサイズ。154cmのカミさんにはちょっと大きすぎた。この浴衣、脇のところが大きく空いているので着るときはちょっと気をつけて。 廊下は畳が敷いてあり、スリッパなどを履かなくてもいいのでとても気持ちがいい。全体的に和のテイストで揃えている。 イメージ的にはプチ船山温泉といった感じもする。 海に面した特別室の入り口。隣の扉がとても近い。 泊まった部屋は「唐棣(はねず)」という。趣があっていいのだが、一度で覚えられないのが欠点だ。 廊下から入るとすぐに半畳ほどのスペースに冷蔵庫が置いてある。中はいっぱいに詰まっているので、飲み物を持って行ったときは中のものを出さないと入らない。ここから襖1枚あって部屋に入るのだが、冷蔵庫の放熱のせいでこの空間は異様に暑くなってしまう。襖を閉めていれば熱は入ってこないが、廊下から入ってくるといきなり「もぁ」っとした空気に包まれることになる。 部屋は清潔感があり、窓が大きく開放感がある。座布団は高さ20cm以上盛り上がってふかふかしていた。バスタオルは計4枚、風呂へ持って行くために籠も2つあった。畳表が市松柄になっていて、細かいところにもこだわっているように見えた。薄型のテレビにDVDプレイヤーが用意されている。 洗面所は流行の陶器。トイレはウォシュレットだった。このトイレがものすごく暑い。部屋の冷房が入ってこない上に、換気が弱い。 閉鎖的なところに白熱球を使っている箇所が多く、かなり熱を発してこもってしまう。電球型蛍光灯に買えた方がエコにもなっていいのに。 部屋に案内してくれたお嬢さんは、とても感じが良くしっかりしていた。 結局、選んだ浴衣は大きすぎて…聞いてみたらこのサイズしかないという。あきらめていたら、後で男性用の中サイズを捜して持って来てくれた。 雨模様だった空も夕方には晴れて、部屋から夕日を見ることが出来た。 |
〒299-2118 千葉県安房郡鋸南町竜島973 tel.0470-55-3522 お宿 ひるた |
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