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エジプト旅行記 - 仕方噺 4日目 デンデラ その5

2008年11月8日 デンデラ(Dendera)観光 その5

ハトホル神殿に向かって右側には、ローマ時代の診療所、プトレマイオス朝の誕生殿、コプト教会、ローマ時代の誕生殿が並んでいる。
誕生殿を覗いていたら、警備(警察?)の人が声をかけてきた。コプト教会の方へ案内し、一通り解説を始める。もちろん頼んではいないのだが…。写真を撮ってあげるとか、その上に登ってもいいとか、まぁ親切なこと。毎度の事ながら、一番最後になってしまっているので、集合場所に急がなくてはならない。「時間がないんだ」と告げると、もちろん帰り際にはバクシーシ。急いでいたから見逃しそうな教会を見せてくれたので、とりあえず感謝の気持ちを。
と、今度は時計を見せろと言い出した。ちょっと警戒していると、さすがにこちらを察したか「見るだけだよ」と作り笑顔になった。
コプト教会へ
上に登らせてくれたところで写真を撮っていたら、見つからないように…みたいな手振りだった。
お約束で一枚撮らせていただいた
ここの休憩所は新しくできたみたいで、とても綺麗だった。売店も室内だし、休憩所もゆったりしている。
恥ずかしがり屋の女の子
天気がすごくよく、雲が綺麗だった。ハトホル神殿を後にし、再びバスで今夜の宿泊地ルクソールに向かう。ハトホル神は豊饒神であり、また、愛と母性の女神として有名だ。ところが最近読んだ本でこんな話があった。
ラー神は、人間が自分に不満を持っていると知り、人間を懲らしめるためにハトホル神を下界に行かせた。ハトホル神は、地上で人間を殺しまくり、これに驚いたラーは、ハトホル神を呼び戻そうとしたが、人間の支配に悦を覚えたハトホル神は戻ろうとしない。困ったラーは、睡眠薬入りのビール(殺された人間の血を混ぜた)を夜の間に7000壷用意した。翌朝、ビールに気がついたハトホル神(この時はすでに女神セクメト-ライオンの顔をした戦いの神-に変身していた)は、ビールを飲み干してすっかり酔っぱらい、人間には関心を示さなくなった。
という神話があるという。
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