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エジプト旅行記 - 仕方噺 2日目その4

2008年11月6日 河岸神殿観光 - 昼食 - パピルス

隣の河岸神殿に移動する。河岸神殿は、石の表面がとてもなめらかな壁と柱でできていて、石をぴったり合うように加工して積んでいるのがわかる。この年代にしてすごい技術だと思う。
出てくる人とやっとすれ違えるほどの細い通路を抜けると、下から見たとき浸食後があった壁の上に出る。その先に、参道がカフラー王のピラミッドまで30度ほど右にずれた形でつながっているが、スフィンクスの後ろ側まで行ったところでフェンスがあるため、そのまま歩いてカフラー王のピラミッドまで行くことはできない。
上からだとスフィンクス全体がよく見える。通路の脇には土産物を並べて売っているが、なかにはものだけ置いてあって誰もいない所もある。

次はカフラー王のピラミッドへ行くと思っていたら、三大ピラミッド観光はこれでおしまいだった。
結局、ピラミッドを間近で見ることができたのはクフ王のピラミッドだけで、カフラー王、メンカウラー王のピラミッドは遠くからかすんだシルエットを見るにとどまった。
ここは、一日かけて見ても飽きることはないだろうと思う。そんなツアーはあっても売れないだろうから、個人旅行で来るしかないのだろう。
上からだと後ろ姿も見ることができる
柵の間から参道の向こうにカフラー王のピラミッドが見える
後ろ髪をひかれる思いでピラミッドを後にする
ピラミッドがすぐそこに見えるレストランで、エジプトに来て初めての昼食となる。やっと、地元のものを食べることができるかと期待する。
出てきたメニューは…
ナンタイプのパン、なすの焼き物、野菜の漬け物?、イカチャーハン?、パンに付けるペースト
この時はまだ、ずっとこんな食事になるとは思っていなかった。パンに付けるペーストは、店によっていろいろな種類が登場するが、必ず出てくるのがタヒーナというゴマのペースト。
タヒーナはそこそこいけた。後は、ちょっと残念な味だった。
行程表にあった「昼食は地中海で取れたシーフードです」は、チャーハンに入っていたイカのことらしい。
真ん中で人が車から降りているのは、接触事故を起こしたらしい。すぐにあちこちから人が集まってきて騒いでいたが、2分もしたら何事もなかったように誰もいなくなった
思ったより近代的な公衆電話
次は少し場所を移動し、パピルスの制作過程を見学した。
ほとんどの店員は、日本語を話すことができるみたいだ。なかには片言の人もいたが、すばらしい営業努力である。
パピルスは「寝かす」期間により、色がだんだん濃くなってくる。色が濃いほど値段も高くなる。当然、大きさや絵のうまいへたもあるが。
最初は全く興味がなかったのだが、見ている内に気になる絵があった。デンデラの黄道帯である。デンデラのハトホル神殿内にある祠堂の天井にあった天体図を表している絵で、後でデンデラを訪れたときレプリカを見ることになるが、本物はルーブル美術館に展示されている。
物色していると、女性の店員が日本語で話しかけてきた。何種類か作者の違う絵があるというので、お薦めの作者を聞き、結局小さめの絵を一枚買ってしまった。支払いはエジプトポンド、クレジットカード、ドルと何でもOKだった。
ここでちょっと予定変更となった。まっすぐエル・ミニヤに向かう予定だったが、途中、最終日に予定していたダハシュール観光を済ませてしまうという。その方が、最終日の日程が楽になるらしい。
しばらくの間カイロを離れ、これからの数日間ナイル川に沿ってルクソールまでバスで南下する。
結構ハードな行程だ。
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