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角間温泉 越後屋

角間温泉 越後屋

最初のこの宿を訪れたのは、2003年10月。アキレス腱手術の影響で湿疹が出てしまい、皮膚病に効くという噂を聞いたのがきっかけだった。場所は、有名な温泉地「湯田中渋温泉郷」の川を挟んで逆側になる。同じ信州は上田の角間高原という所にも角間温泉があり、その時は間違ってそちらに行ってしまった。越後屋という宿がないのでやっと気がついた次第だ。こちらは、真田の隠し湯で、猿飛佐助が修行した伝説がある。
越後屋のある角間温泉には、数軒の宿が肩寄せ合って建っているという感じだ。角間温泉組合に入っている宿は4件ほどで、ほかに外湯がいくつかある。その中でも、築100年以上のひときわ古い木造三階建ての建物が越後屋。
道路に面した2階の部屋は、中にいると平衡感覚がちょっと狂う。どっちへ傾いている・・・というわけではなく、要するにまっすぐではない。風情はある。吉川英治が約1年半滞在していたと言うことで、部屋には直筆の額が飾ってあった。他にも、林芙美子、横山大観などの文化人が多く訪ねているということだ。中庭には、林芙美子の碑が立っていて、 林芙美子文学館もすぐ近くにあった。
温泉は大浴場・桧浴槽・家族湯の3種類、全て貸し切りで入ることが出来る。無色透明の湯は、少し熱めで最初はゆっくりと入るといった感じだ。扇形浴槽の大浴場ともうひとつの小さめの浴室はタイル張りで、明治後期のイタリア製というめずらしいものだそうだ。
食事には、余り期待しない方がいいだろう。決して良くない訳ではないが、昨今のグルメに重点を置いた宿に泊まり慣れている方々には、ちょっと物足りないと感じてしまうだろう。
3階の部屋にも泊まったが、こちらは狭い急な階段を上ったところにある。お年寄りにはちょっと厳しい部屋だ。
宿の人たちもとてもいい感じだった。ここ2~3年行っていないが、おばあちゃんは元気だろうか? 素朴でオススメの宿。カメムシが嫌いな人は、宿泊する時期を選んだ方がいい。
湿疹の方は・・・その当時、何を試しても良くならなかったが、この温泉のおかげでかなり緩和した。完治する訳ではないが、藁をも掴むつもりで試してみる価値はあるかも知れない。もちろん、個人差はあると思うが・・・。ちなみに湿疹の方は、今でも完治はしていない。
予約は直接越後屋さんへ。
0269-33-3188
長野県下高井郡山ノ内町角間温泉
(山ノ内町佐野2346)

角間温泉組合のサイトはこちら
http://www.kakumaonsen.jp/


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