凛大姐&小姐的極楽日記!

今日一日、よいことがありますように!

本当は恐ろしい・・・「ALWAYS 三丁目の夕日」

2005-11-15 | 映画(その他)
正直に告白します。
私はこの映画を観て、泣きませんでした・・・
(え~~ん、みんなオトナだろっ!石投げないでよ~~っ!

でも、あまりにも皆さまの評判・感想がよく、皆さま感動なさっているので、
正直な感想を書くのも、水を差すようでオトナ気ないかしら???
ディズニーランドで、「ミッキーマウスの中には人間が入ってるのよ!」
とわざわざ言って回るみたいで、子供じみているかしら???
と、ビビ之介を出してきて、適当にお茶を濁した感想記事にしてしまいました。

が、ここまで、諸手をあげて歓迎されている映画なのですから、私ひとりが
ふざけた本音感想を書いたところで、痛くも痒くもあるまい・・・
よ~し、「本音激白記事」書いちゃえ!!

まず・・・

この映画は、「オトナのためのおとぎ話」ですよ。

ですので、
「夢」を壊されたくない方は、この先読まないで下さいませねっ!

じゃあ、行っちゃえ~~~!! 行っちゃいたくない方はコチラにどぞ


「本当は恐ろしい ALWAYS」その1

「物はないけど、心は豊かだったあの時代・・・」な~んて、感想をあちこちで
目にしましたが、そんなのウソだいっ!
だって、鈴木オートは、三種の神器を真っ先に揃えていく
「物 崇拝主義」の
前駆者じゃあないかっ!!
「日本総中流階級」なんて言葉が昔ありましたが、昭和30年代は、まだそうは
なっていなかった時代。三種の神器を揃えられる家庭と、
「とーちゃん、戦争で死んじまって、ド貧乏」の差が大きく開いた時期
でしょう。
幸い、鈴木オートの堤真一は、親切だから、テレビも公開してたけど、そのうち
近所の連中が集まってくるのが鬱陶しくなるに違いないっ!
で、「テレビが観たかったら、てめーも買えよっ!」
とか言っちゃうのだ。


「本当は恐ろしい ALWAYS」その2

「イジメ、イジメって騒ぐけどさ、昔だって容赦ないイジメがあったよねえ
とは、ウチの両親の口癖です。昭和30年代に子供時代を送っているのですから
間違いございませんでしょう。
淳之介くん、えらくあっさり、才能を認められて、鈴木オートの子供とも仲良く
なっていましたが、現実はあんなに易しくはあるまい・・・
前にも書きましたように、昭和30年代は、貧富の差が大きく開いた時期だと
考えられます。戦争で男手を亡くし、かーさんが夜なべして、ツメに灯を
ともすように子供を育てた家庭も多いことでしょう。そういうビンボーな
家庭の子供は容赦なく「ビンボー、ビンボー」と苛められ、
給食代も払えない
のです。
そう、江戸時代の身分制度と同じです。ビンボーな農民は、そのストレスの
はけ口を、さらに貧しい「差別階層」にぶつけます。
淳之介くんのような、みなしごハッチは、絶好のターゲットです。
吉岡くんじゃあ、給食代も払えまい・・・。


「本当は恐ろしい ALWAYS」その3

吉岡くんは、寅さんの甥っ子ですよっ!
寅さんの背中を見て育ってるんですよっ!
小雪ちゃん、ナニ、見えない指輪に見取れて幸せそうな顔してんですかっ!
所詮は、「見えない指輪」なのよっ!目を覚ましなさいっ!
「情にもろくて、オンナに弱い」寅さんの甥っ子なのよっ!よく言えば
「引き際がいい」けど、裏を返せば「淡白で忘れっぽい」オトコなのよっ!
借金返して、三丁目に戻ったら、「先生~」とベツのオンナが
「見えない指輪」貰って、吉岡くん宅でライスカレーを作っている
・・・に大姐は100点賭けます。
「あのさ~、見えない指輪って、タダなんだよね~と気づいてニヤっとした場合
吉岡くんは、この後の時代に出てくる結婚詐欺師の前兆です・・・
さらに、なんの根拠もなく、「きっと帰ってくるよ」と笑いながら、
なんの策も打たない吉岡くんの異常なまでの楽天性を見ていると、後に
日本が公害大国になってしまったのもムリはない・・・と、
納得させられてしまいました・・・


「本当は恐ろしい ALWAYS」その4

「わたすは、口ベラシなんだすっ!」と叫んでいたけど、ホントはお母さんから
愛されていた青森娘。
でも、実際にはホントに「口ベラシ」に都会にやられた「金の卵」たちも
多かったのではないでしょうか?東京タワーを建設していた若者達も「金の卵」組
なのかもしれません。
暮れ行く夕日を眺め、都会の生活に疲れたけれど、帰る故郷は今はなし・・・
「う~さ~ぎ、お~~~いし、か~の~や~ま~」とか、泣きながら歌う若者も
多かったに違いないありません。そして、その隣からは、
「おめえのふるさとのウサギは美味しいんだべ?」 
と尋ねるお腹ペコペコ山形っ子がいたにちがいありません・・・・。
そう・・・「金の卵」なのです・・・。
故郷に錦を飾るぐらいのお金持ちにならなければ、
おめおめ故郷には帰れない
のです・・・。
(かーさんは、田舎で「おらが子供は都会さ行って、
金持ちになってるんだべ
」とか言ってるでしょうしね・・・
「金の卵」なんですから・・・


「本当は恐ろしい ALWAYS」その5
結局、鈴木オートから「テメーら自分でテレビ買えっ!」と怒鳴られた
貧乏少年も、結婚詐欺にあってしまった小雪ちゃんも、「みなしごハッチ」と
苛められた淳之介くんも、「ふるさと」を口ずさんだ「金の卵」たちも、
行き着くところは同じです・・・。
   結局、世の中、金なんだよっ!!!
彼らは、オトナになったときに「子供にはあんな悔しい思いをさせまいっ!」
と、必死で働くのです。子供の欲しがるものは何でも買い与え、個室も与え、
個室にテレビも与え、挙句の果てには、個室で子供が人を殺して解体してても
気づかないような家庭を作っちゃうんです・・・。
そして、お父さんは、「仕事、仕事って家庭を顧みなかったからよっ!」
と、退職金を手にした途端、熟年離婚を言い渡されます。
ああ、恐ろしや、恐ろしや・・・。

「物はないけど・・・」といえば聞こえはいいけど、ホントは
「物がだんだん増え始めた」昭和30年代なのであります。
この後、日本は怒涛の物質主義、金銭主義へと直走っていくのです・・・。
つまり、「日本の最後の古き良き時代」は、裏を返せば、
「日本の怖い時代の幕開け」でもあるのです。

また、逆から見れば、不況のどん底(なのかな?)の今の時代は、
「怒涛の物・金主義」からの、軌道修正を求められている、
ターニングポイントでもあるわけです。

みなさま・・・。
「昭和30年代ってヨカッタよな~~」と、単純にノスタルジックになっては
いけません。いつの時代も、「表」には、必ず「裏」が存在するのです・・・。
ディズニーランドが、全然「地球に優しくない」大ムダ使いパーク
であるのと同じように・・・。

          
       きゃは!こわ~~い!!
         (ダミ声セシリアちゃん

「昔はヨカッタよな~」ではなく、「今の時代が一番いいよね!」
と、将来の人から言ってもらえるような未来をつくりませう!!

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52 コメント

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おおぉ… (あかん隊)
2005-11-15 03:07:25
RINさん、大丈夫かな。気持ち、すごくよくわかるけど、ちょっと心配です。ネットって…。

「懐かしい」とは思うけど「あの頃は良かった」とは思わないし、だいたい「戻りたい」(無理だけど)とは、思えない。ちょっと気になる参考文献として『下流社会』てぇ本が、巷では売れているようです。あくまで参考ですけどね。
RINさん、過激 (Unknown)
2005-11-15 03:54:30
>ベツのオンナが、、、、吉岡くん宅でライスカレーを作っている

これに大笑いです。ほんと。

いや、貧乏平等主義(金持ちっても、50歩、100歩の金持ちだから、まだ、みんなが平等)ってのが、まだ、あった時代かもしれんな~と思いかえしてます。
コメント多謝です♪ (RIN)
2005-11-15 09:42:33
あかん隊さま



ご心配、どうもありがとうございます。

いえ、私もこの映画が悪いとは思わないんですよ。

上手く作った映画です。でも、諸手を上げて、「ヨカッタ、ヨカッタ、

こんな映画は近年まれだ」みたいな風潮は危険ですよ~

ということで、ブラックジョーク的に書きました。

(ホントに、吉岡くんが寅さんの甥っ子だと思ってるわけではありません

この記事に激反論してくる人たちがいたら、余計「ヤバイよ~」と思っちゃいます。

(私ではなく、今の日本・・・。)

この記事はTB予約制で行きます。おふたつの方から

お好みの方を選んでいただこうかと・・・。

(もう一方は、いわゆる「骨抜き記事」なんで、そのホンネを汲み取って

下さる方が、どこまでいらっしゃったか疑問なんですけど・・・)

参考文献、ありがとうございます。今日、京都でチェックしてみます



悠さま



ちょっと過激すぎましたか?

だって、「満点評」続出なんですもん・・・

テリー・ギリアム程度のブラック度数にしておいた方がよかったでしょうかねえ・・・?

貧乏50歩100歩時代から、中流金持ち50歩100歩への

移行期だったんじゃないかな、と思います。

「物・金・崇拝主義」が、「ちょっと違うんじゃないかな?」となってきつつ

ある今の時代は、私は結構好きです。

「怒涛の物・金主義」からの変換を、今の私たちの世代がどうクリアして、時代の方向を変えていくかがポイントなのかな?

と思っています。「ターニングポイント」という点では、昭和30年代と共通のもの

がある、大事な時代です。この映画自体への批判ではなく、「昔はヨカッタ」

だけでなく、「今もまた、ターニングポイントで、今後の時代を作っていくのは自分達だ」

と、そこに気づくべきなんじゃないの?と私は感じてます。
あはは (みほ)
2005-11-15 11:32:51
RINさんも反抗期なの~?(笑)

こんな世の中だから、ちょっとみんな逃げ場がほしーのよ。

「昔はヨカッタ」ってことにしたほうが、帰れる場所があるみたいに思えるでしょ?(笑)



でも、個人的懐古主義にはなりがちな私も、集団的懐古主義には少々抵抗を感じるかも。

アジアブームが来た時の、猫も杓子も「戦後の日本」発言もゲ~~~って感じだったなぁ。

なので、これ全然スルーしてたし、満点レビュー読んでも響いてこないのよね~。

まっ 観てないから、でかいことは言えないけどねっ
過激大好き(笑) (悠)
2005-11-15 12:03:12
ごめん、上から2番目のコメント、私ですが、名前だしてませんでした。RINさん、よくわかりましたね。「今もまた、ターニングポイントで、今後の時代を作っていくのは自分達だ」ってきずくべきだっての、これ、大賛成です。

おみそれしました (snowflower_001)
2005-11-15 13:58:32
RINサマ



じっくり拝見いたしました。

茶化しているようでいて、RINサマの筋の通ったご意見には納得です。

私はペシミストで皮肉屋だから、「単なる現実逃避だろ、ケッ」としか思わなかったんだけど、

RINさんの「今もまた、ターニングポイントで、今後の時代を作っていくのは自分達だ」という発想はステキ♪



さすが、会長サマ!

どこまでも、ついていきます。

あ、老後の「救済」もアテにしてますから。
コメント多謝です♪ (RIN)
2005-11-15 15:02:09
みほさま



ハハ、私は年中反抗期よ

逃げ場が欲しい気持ちはわかるのよ。

でも、過去に帰れるわけじゃあないんだし、

未来に立ち向かっていくしかないじゃないか!

この映画のレビューを見ていて、「過去への賞賛」

「現代の抱える問題」について書かれている記事は

多数見ましたが、「じゃあ、これからどうすんだよ?」???

コレが一番大事なんじゃないのか???

山崎監督は、「逃げ場」を用意して、「まま、皆様お休み下さい」という

つもりでこの映画を作ったわけじゃないと思うぞっ!

と思った大姐であった・・・。

(「親切なクムジャさん」ナレーション風)

それよか、チャン・チェンの「水槽」って何なの???

昨日から気になって仕方ありませんっ



悠さま



再コメント多謝でございます

だって、TB、まだ悠サマからしか来てませんでしたもん・・・

最初は、「無記名荒らしかよっ」と一瞬思いましたけど・・・

不況だ、リストラだ、母親殺害未遂だ、とか嫌なニュースばかり

流れてるから勘違いしがちですが、今だって決して悪い時代じゃないですよね???

これから、もっと素敵な未来を作っていかなきゃ!

ですよね
いえいえ・・・ (RIN)
2005-11-15 15:07:50
snowflower_001さま



いえいえ・・・

私も、この映画の絶賛記事を読まずに行ってたら、

ボロボロっと泣きぐらいはしたかもしれません

でも、途中から、「郷愁に浸るための映画じゃないはずだぞっ!」

と、だんだん腹が立ってきまして・・・

今は、まだ「好意的コメント」しか頂いていませんが、

そのうち、怒涛の反撃コメントも参りますわよ・・・

小姐将軍共々、籠城の準備中っす

怒涛の反撃コメントがきても、見捨てないでね
Unknown (「感動創造」)
2005-11-15 15:16:32
コメントダブルトラバありがとうございます。個人的には感動作品なのですが、二つの視点でよく書き上げたなぁと関心してしまいました。いろいろな角度から物事が見れるというのは、いいことだと思います。勉強になりました。
このぐらいは (ミチ)
2005-11-15 16:04:53
こんにちは♪

大丈夫ですよ~。

なんせ私も泣かない組ですもの。

ジーンとはきましたけどね。

そこまででした。

私の評価も★4つです。

上手く作ってあるなぁという意味で。

基本的に映画評は良い所のみを書くようにしています(ホント?)

あの時代にもいろいろあったのにあまりにも大絶賛なのはちょっとね・・・。

もし戻れるとしても、戻りたくありません。

やっぱり未来を見つめて生きたいです。

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