凛大姐&小姐的極楽日記!

今日一日、よいことがありますように!

昨年の今日はなんの日?~「LOVERS」

2005-08-28 | 一応メイン・金城くん応援
昨年の8月28日はなんの日でしょう???

ハイ、「LOVERS」全国一斉公開日ですね?

すぐに答えられた方は、金城くん、アンディさん、チャン・ツィー
この中の誰かのですね???

が、私はオーストラリアの空の下!
クジラさんと、ご対~~面~~~!!

いえ、ちゃんと帰国してから映画館に行きました。
知人に
「『LOVERS』どう?満員??」
「あ、全然。オッケ、オッケ、ガラガラ」
という確認をしてから行きましたけど・・・。

対不起~~~

わたくし、いまだにツタヤで山積みになっている「LOVERS」を
見るたびに、金城くんファンとして心が痛み、後ろめたい気分に
なりますの・・・。

せめてもの償いに、今日は「LOVERS」感想記事を書きます。
でも、ネタバレ満載ですよ。(まマイドだけど・・)
映画館で10回以上観ましたし、5館以上の映画館をリサーチに行きました。
なので、今日は、感想というより、徹底解析 です。

          

         まず・・・「LOVERS」鑑賞心得

その① 監督がチャン・イーモウだということは忘れよう!
その② 細かいツッコミはいれないでおこう!
その③ TV鑑賞が絶対不可!できれば、昔風メチャデカスクリーンで!
その④ これはアクション映画ではなくラブストーリー!
その⑤ 一回みただけではわからない!

以上、「LOVERS」鑑賞心得5カ条です。

まず、その①

チャン・イーモウ監督の作品は好きですか?私は好きです。好きな作品は
いっぱいありますが、一番好きなのは「あの子を探して」です。
そういう、イーモウファンからすると、「LOVERS」に対して、
「もっと細かい心理描写や、ストーリー展開ができたはず!」
と不満沸騰ですよね????
でも、メイキングで監督自身
「自分は中国一優れた監督ではないけど、中国一忙しい監督だよ、ハハハ」
と言ってましたよね???
彼は、多才すぎるんです。十一面観音とか、千手観音みたいなもんです。
ですから、「あの子を探して」を撮った監督と、「LOVERS」を撮った監督は
同一人物だけど、別の顔なんです。わかりやすくするため、「LOVERS」を
撮った監督は「チャン・イーポウ」だとしておきましょう。
と、思えば、「チャン・イーモウなら・・・・」という不満は消えるはず。

その②

チャン・イーポウ監督は、明らかに今回は欧米市場を狙っています。
アメリカ在住日本人(中国映画知識ほぼ0)の方に、見に行っていただき
感想を聞きましたが、
「英語で中国語映画観ても、さっぱりわかんないよ・・・
うんうん。日本語字幕でも、よくわかんないとこいっぱいです。
でも、今回は欧米市場狙いなので、細かい設定はどうでもいいんです。
ようするに、「オオオォー、アジアンッ!ワンダホーッ!」と言わせれば
オッケ。
なので、細かい行間を読むような心理描写はあまり欧米では理解しにくいし、
今回は、心のひだを丁寧に描くより、思いっきり激感情アピール!
作戦に出ているのです。なので、

アンディさん:突然金城くんにヤツアタリしたかと思えば、ツィーを押し倒し、
はたまた、ツィーを殺したかと思えば、「為何~~~~(ナンデ~~~)!」
と絶叫し、金城くんと肉弾戦を演じたかと思えば、ヨロヨロ退場・・・。
七転八倒アンディさんでヨイのです。

ツィーちゃん:ナンデ盲目なの???わかりませんよね???
そもそも、小役人(要するに、お巡りさんでしょ?)の金城くんひとりを
誘き出すのに、あんな手の込んだことする理由がわからない。幸い生き残った
けど、普通なら、最初のお花畑戦闘で二人とも死んでるでしょう。
でもヨイのです。盲目=女座頭市!その方が見栄えがする
じゃないですか!
それに、盲目でなきゃ、あの舞踏シーンの迫力半減以下。それに、盲目の方が
金城くんの「守ってやらなきゃ」魂に火をつけられるし、お手手つなぐのも
不自然でなくなります。
要するに、盲目の方が、映像上いろいろ便利で、有利なのです。

金城くん:蓋を開ければ、結局のところ、みんなからよってたかって騙されてる
のは金城くん。「オイラ、必殺女騙しオトコマエだぜ!」と思っているのは
彼自身だけ・・・。。うーん、哀しい・・でもヨイのです。
イーポウ監督の狙いは金城くんに「え?マジで???」のバリエーション
をいかにたくさん出させるか、なのです。
          
            
お花畑で朝廷軍に追い詰められ→「え、ナンデ?マジ??
オマエ殺されるよ、と言われて→「ナンデよ?マジ?
ツィーにヒステリー家出(家じゃないけど)され→「え、マジかよ??
ツィーちゃんと結婚しろっ→「え、マジっすか??
上から網落ちてきて、御用→「エエエーー、マジっっ??
アンディさんも捕まって→「信じらんねー、マジーー??
ツィーちゃん、助けてくれた→「マジッ?ゴロゴロ・・・(ラブシーン)
ツィーちゃん、瀕死だよ→「マジかよおーー???
アンディさん、後ろから襲ってきて→「生きてたん?何?マジワケわかんねっ!」

ほらね、たくさん、「マジ?」バージョンがあるでしょ?
だからこれでヨイのです。

その③
今回、心理描写、ストーリー展開が大雑把なのに対して、渾身の作なのが、
色彩美!牡丹坊の舞のシーンから、お花畑で金城くんがお花摘むシーン、
(お花畑がちとちゃちいのは、SARSのせいだから、大目に見ようね
竹林の戦闘シーン、アンディさん金城くん肉弾戦まで、迫力満点。
(晩秋から雪原になったのも、いろいろロケ事情があったんだから大目に
あの色彩美は、いくら大画面でもおうちのTVじゃ味わえません。
ぜひ、映画館のスクリーン。それも、昔風のメチャデカスクリーンで
味わって下さい。そして、
オオオォー、アジアンッ!ワンダホーッ!
と叫んでください。

その④
前作「HERO」や、大作「グリーン・ディスティニー」に比べると、格段に
質の落ちたアクションシーン・・・という評をよく見ました。
でも、今回はアクション映画じゃないのです。アクションはあくまでスパイス。
今回は騙され、裏切られても愛してしまうオトコたちの映画なのです。
だからね、金城くんが、ヒューーーンと空を飛んで、ツィーちゃんのところに
帰ってきたら、興ざめでしょ??
「オイラ死ぬかもなあ」・・・しばし悩む(イイね、ここの金城くん!)
「エーイ、死んじゃってもイイやっっっ!!」と、パカパカお馬で
ツィーちゃんのところに決死の覚悟で帰るからこそ、ヨイのです。
(金城くん、落馬、大変だったね・・・
剣もなく、ただひたすらお手手つないで逃走するだけだからこそヨイのです。
           
アンディさんと、金城くんが「バカッ!」「オマエこそ死ね、アホッ!」
と、ドツキあうからヨイのです。あそこで、水上、空中戦されたら、
せっかく起き上がったツィーちゃん、入る隙間がありませんもの・・・。
(死んだと思ってたのに、モッコリ起き上がったのを見た時は
ビックラしたよね?

その⑤
案外大雑把に見えるこの映画。でも、数回リピートすると結構ヨイです。

まずアンディさん:七転八倒、感情大アピール!に見えるでしょ?
でも、2回目以降は、結構押さえたアンディさんの演技が光ります。
まず、牡丹坊のシーン。これ、3年ぶりに愛する恋人ツィーちゃん
と再会してるわけよね?目隠し石当てゲームが、昔ふたりがラブラブ
だった頃によくやった遊び、兼 修行だったことが、後の竹林の再会
場面で解る訳です。おそらく、「アンディにーさん、上手っ!
「いやいや、ツィーちゃんだって、大したもんだよっ!」とか
言いながら、ラブラブだったのでしょう。
          
3年ぶりに再会した恋人をすぐに捕まえちゃうのはもったいない。
ご自慢の恋人の晴れ姿をみんなに見せつけちゃえっ!エヘッ!
という、アンディさんの下心が、ジトッとしたエロっぽい目つき
よく出てます。
それから、「さすが四天王!」と思うのが、牢獄で、ツィーちゃん
に拷問具を触らせるところ。後ろから、ツィーちゃんの頭、肩・・・
と触っていくところに、「3年ぶりだぜ・・・ジュル」という
お色気がムンムン出てます。と同時に、感情を抑えなければならない
辛さもちゃんと出されています。アンディにーさん、さすがです。
           

ツィーちゃん:舞いも上手いし、入浴シーンも色気あるし(でも、
これ、「グリーン・ディスティニー」のパクリだよね・・・)
アクションもバッチリだよね。以上。

金城くん:四天王アンディさんが、迫真の演技を見せる間、後ろで
「何やってんの?」と、ボリボリ豆食う金城くん。冒頭のシーンも
豆食べてるんですよね。これは、「同じ制服だと、ふたりの区別が
欧米人にはわからないだろう」と、イーポウ監督が配慮したようです。
(あまり意味ないようにも思うけど・・・。
でも、この段階で、何も知らないのは金城くんだけ。それがわかると、
無邪気に豆食う金城くんが不憫でならなくなってしまいます。
あなた、この後エライ目に遭うのよ。ツィーちゃん、目見えるのよ。
アンディさん、敵なのよ・・・。ああ、金城くん・・・。
お豆食べてる今が、後には「古きよき時代」になってしまうのよ・・・。

あと、私が何度見ても、「妹の恋人」のジョニデのように、一緒に
セリフを言ってしまうのが、

    「回来・・・為一个人・・・

金城くん、私、ツィーちゃんを押し倒すあなたをみて、

           
「あなた、い、いつのまにこんなにオトナのオトコマエになっちゃたの?」
と、ドキドキしましたわ。
でも、監督に
「ナンデ、同じセリフ2回も言うの?」
って聞いてんですってね・・・。
ヨカッタ。あなた、やっぱりまだまだね・・。
この2回のセリフにどれだけの女がKOされるかわかってないなんて・・・。
さすが、イーポウ監督ですわ。
ただ、これ、字幕では「帰るさ。君の為に・・・」ってなってたんだけど、
ここは忠実に「帰るさ。たったひとりの人の為に・・・」と訳して欲しかった。
というのも、
「我々の命など大儀の前ではないに等しい」(アンディさん)
「君も俺もただの駒さ」(金城くん)
のセリフにあるように、朝廷、飛刀門(アメリカの知人は「シュリケン集団
と言っていた・・・
の「駒」として動いていた3人が、途中からそれぞれひとりの「人」
として動き出すから・・・。
「人」としてひとりの人を愛し、戦い、死ぬのだから、

   「たった一人の人の為に

の方が、この映画の主題をまさしく言い当てていると思うんですけど。

映画館リポート報告はまた後日機会があれば・・・
(というか、書く気になれば・・・かな?

追記:この映画のノベライズは、かなりイケてます。
ものすごくイイです。映画では描ききれなかった緻密な
ストーリー&心理描写もバッチリだし、アクションシーン
の緊迫感もグーです。映画がイマイチお気に召さなかった
あなたも、ぜひっ!!

           

最後「マジ?まだ生きてたん???」バージョン。
この後、金城くんが、剣を捨ててアンディさんに近づいていくところから
号泣タイム。。。。




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35 コメント

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はい、 (猫姫)
2005-08-28 03:44:24
拝読いたしますた、、、
なんてったって (しんちゃん)
2005-08-28 07:45:21
「ラバーズ」だもんね(笑)

十面埋伏やHOUSE OF FLYING DAGGERS って題名よりもストレートで良いかも(笑)



 でも・・・好きな映画です

なんてったってみんな「綺麗」なんだものね



 あと・・・細かい突っ込み

「座頭」だけで「盲人」って意味なの

あと、盲人の仕事・・・「あんま」「鍼灸師」「琵琶演奏者」などの総称として「座頭」って言葉があるみたい

「座頭市」っていうのは「盲人の市さん」ってことね
どもです (RIN)
2005-08-28 09:27:44
猫姫さま

はい、どもです。



しんちゃん

ウン、「座頭市」に「盲目」がふくまれてることは

わかってたんだけど、強調したかったの。

ノベライズでは、小妹は、ホントに元頭領の娘なの。

だから、別に「盲目」でなくても「額に星型のあざ」

がある、でも、「目が青い」でも、特徴はなんでも

よかったはずなのに、「盲目」にしたのは、やっぱ

「座頭市」をやりたかったんでしょ?ってことを

強調したかったの。「=」入れた方がよかったかな?そーねー、「=」入れときますわ。
チャン・イーポウ!!!!! (izumi)
2005-08-28 10:27:00
RINさん!!

いや~ん、笑わせてもらいましたよぉ~~。って、笑ってオッケー??

そうでしたかぁ、これはチャン・イーポウ監督作品だったんですね~?ウケる、ウケる!!

あ~ん、映画観る前にRINさんの5ヶ条を見ておくんだった・・・。
はやいっ! (RIN)
2005-08-28 11:05:03
izumiさま

今、そちらの御宅にうかがっていたところですわよ。

偶然?それとも速攻コメント?

いずれにせよ、多謝でございます~~♪

そそ、チャン・イーポウ監督作です

笑ってオッケです♪

だって、コレ、マジメに批評・感想書き出すと

キリないですもん・・・。





こんにちは (カヌ)
2005-08-28 11:19:20
鑑賞心得、納得です(^^)

私は「あの子を探して」見てなくて、「HERO」だけなんで、こんなもんかと思ってたから、千手観音だったんですね(^^;でも明らかに、海外を意識した作りやと思いました。色彩とツィーちゃん見てるだけで目の保養になりましたよ♪
必見! (RIN)
2005-08-28 11:31:16
カヌさま



速攻コメント多謝でございます♪



「あの子を探して」は必見ですっ!

絶対泣きます。アレ観て泣かない人は

人間ではありません。(ちょっと誇張・・・

コン・リーと組んでた頃の作品も粒ぞろい

(というか、大作ぞろい)です。これまた

作風が全然違うんです。ホント、同じ監督とは

思えません。

まさしく、千手観音さまでございます。

(合掌)
実は… (るる)
2005-08-28 13:02:31
迷なのに見てないこの映画…。

たえきれずにあちこちでカミングアウトして、

非難ゴウゴウを受けまくってるわたくしです

だって、前評判だけでお腹一杯になってしまったのよお。

そしてここでこれを読んでさらにお腹一杯。

きっとまたしばらく、レンタルにも手がのびないでしょう(爆)。



次の如果にも同じニオイがする…(^◇^;。
Unknown (aki)
2005-08-28 13:15:33
コメント&トラバありがとうございます~。

じっくり読ませていただきました!

さすがに、何度も観ているだけあって、細かいところまでよく観てますね~。

アンディさんのことも褒めていただいてありがとうございます。でも、そんなに気にしないでいいですよ?(笑)

とりあえず、チャン・イーモウ監督の他の作品が気になりました。あと、ラバーズって、外伝を見たほうが作品世界がわかりますよね。言い訳が嫌いな人はダメかもしれないけど。(^^ゞ
映像は色彩美に溢れていました (あかん隊)
2005-08-28 14:41:42
コメントありがとうございます。記事拝見しました。ものすごくお気に入りなのですね。10回も観た映画は、ありません>自分。

すごいなー。

ひとつひとつのシーンが、とてもきれいでした。

衣装が「ワダエミ」だったこともあって、注目していた映画でした。確かに、大画面で観ないことには良さを満喫できませんね。

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