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バットマン:ハッシュ 完全版

2016-01-09 | 漫画
始まりはキラークロックが起こした誘拐事件だった。
そして他人の獲物を掠め取るキャットウーマン、
ポイズン・アイビー、ハーレクイン、ジョーカー・・・
今までの彼らとは何がが違う。
裏で糸を引く、謎の包帯の男「ハッシュ」の正体は?
なぜ奴は、バットマンの正体すら知っている?
友情と愛、そして怒りがバットマンを追い詰めていく・・・

「ロング・ハロウィーン」のジェフ・ローブのストーリーを
あのジム・リーが描いたミステリー色の強い作品であり
バットマンのメインキャラ多数に加えスーパーマンまで登場。
今後の展開にも繋がるサプライズもあった(あくまでこの時点では「偽物だった」のですが・・・)
この作品を今紹介する意味、それは
・・・JLタロットでたくさんの人が見に来てくれたから
今まで感想書いてなかった邦訳の感想でも書かないといけないなと思ったから、というのもありますが

いよいよ公開が迫った「バットマンvsスーパーマン」を見る上で見ていただきたい
バットマンとスーパーマンが戦うシーンがあるからなのです。

バットマンとスーパーマン、常人(の限界)と超人。
真正面からぶつかれば、スペックの差は火を見るより明らか。
それゆえにバットマンは、その最高の頭脳を振り絞り
この「鋼鉄の男」の弱点をいかに突いていくか、に死力を尽くします。
クリプトナイトや超音波など肉体的な弱点だけでなく
その高潔で純粋な精神の部分にも。

名作中の名作と言っても過言ではない「ダークナイト・リターンズ」など、
このアメコミを代表する2大ヒーローの対決は幾度かございますが、
そのいずれもこのスペック差をバットマンがいかに頭脳と技術(と金)を使って
弱点を突いていくことで埋めていくか、の面白さがこのカードにはあります。
今度の映画も、そんな内容であればいいなぁ・・・。

初読の人にはハッシュの正体を追うミステリーとして、
再読の人には「あのシーン」を再度確認したり、バットマンの心の移ろいを追う楽しみを。
もちろん、ジム・リーの迫力のアートを見る楽しみもある、名作です。


バットマン:ハッシュ 完全版



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