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カーズ/クロスロード

2017-07-21 | 映画
稲妻のようにオーバルサーキットを駆け抜けてきたライトニング・マックィーン。
連戦連勝のチャンピオンであった彼の前に現れたのは、
最新のスタイリングとテクノロジーでレベルの違う走りを見せる
「新世代」レーサー、ジャクソン・ストーム。
新世代たちの台頭に焦ったマックィーンは、レース中に大クラッシュを起こしてしまう・・・

新しいオーナー、新しい設備の中、トレーナーのクルーズと再起を目指すマックィーン。
再起か、それともリタイアか。
「ベテラン」になったマックィーンの物語が、幕を開ける。


前作「カーズ2」から6年。
コメディリリーフであるメーターをW主役にしたことでストーリーの軸がぶれ、
マックィーンの物語が描かれているとは言えなかった前作をまるでなかったものにしたかのように、
(実際、1だけ見て今作を見ても話はつながります)
前作でほぼ触れられなかった師であるドック・ハドソンの喪失と、
新世代たちの登場で自分が「時代遅れ」になってしまったことの焦りを主軸にした
ライトニング・マックィーンという一台のレーサーを主役とした物語が今作となっています。

1作目「カーズ」から11年。
1作目をお子さんと見た大人の方にこそ見ていただきたい、中年レーサーの悩みと意地、
そして未来への展望が描かれた作品(お子さんに伝わるのか心配になるくらいに)です。

吹き替え版の上映しかない地域だったので吹き替えで見ましたが、
芸能人キャストの違和感もなくスムーズに見られましたし
吹き替え版オリジナルエンドソングの奥田民生「エンジン」も
物語の余韻にうまくはまる選曲であったと思います。
(オリジナルキャストは実際にNASCARレース中継でお馴染みのアナウンサーや
 実際のレーサーが参加しているようなのですが・・・)

ピクサーの次作はメキシコの死者の祭りをモチーフにした「リメンバー・ミー」。
さらに「Mr.インクレディブル2」や「トイ・ストーリー4」も進行中、という話。
以前ほど磐石なブランドイメージとはいきませんが(続編が増えてきたのもね・・・)
常に「次の作品」が楽しみな制作会社、であり続けるのは本当にすごいと思います。
(今や技術面で「ここがすごい」という部分すら感じなくなったしね・・・)

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