嘘つきは泥棒のはじまり

　嘘つきは泥棒のはじまり

　　　

　子どものころから言われてきたし
　我が子にも言って聞かせました。
　「嘘つきは泥棒のはじまり」と。

　人が大切にしている持ち物を盗むというのは
　たとえその物がほしくても
　やってはいけない悪いことです。
　子どもが人の物を盗むことは回りの大人の目もあり
　そう簡単にはできません。
　時にたまたま条件がそろってしまい
　間違って盗んだとしても親子で反省し
　子どもはそこから学んで成長し大人になってきます。

　　　

　しかし幼い子どもでも
　誰でも、いつでも、どこでも
　やってしまう可能性があるのが
　「嘘をつく」ことです。
　嘘をつくことは一見その場から逃れることが
　できるように勘違いしやすいですが
　人の信頼を裏切り、傷つけ、とても迷惑をかけます。
　そして自らも心に大きな傷を残します。
　嘘をついてしまった時は反省し
　迷惑をかけた人に謝り今後気をつけるようにします。
　だから子どもに嘘をつくことが
　どんなに悪いことか例え話として
　「嘘つきは泥棒のはじまり、になるんだよ」と伝えてきました。

　その嘘も
　１人につくより、より多くの人につく嘘や
　医者や先生などが患者や子どもへつく嘘は
　最も悪い嘘になります。

　いつしか時が流れたとき
　「嘘つきは総理大臣のはじまり」などと
　ならなければ良いのですが。