飛耳長目 「一灯照隅」「行雲流水」

「一隅を照らすもので 私はありたい」
「雲が行くが如く、水が流れる如く」

立志尚特異

2013年11月03日 09時32分35秒 | 歴史
吉田松陰の言葉に次のようなものある。

志尚特異 りっしはとくいをとうとぶ(志を立てるためには人と異なることを恐れてはならない)
俗流與議難 ぞくりゅうはともにぎしがたし(世俗の意見に惑わされてもいけない)
不思身後業 しんごのごうをおもわず(死んだ後の業苦を思い煩うな)
且偸目前安 かつもくぜんのやすきをぬすむ(目先の安楽は一時しのぎと知れ)
百年一瞬耳 ひゃくねんはいっしゅんのみ(百年の時は一瞬にすぎない)
君子勿素餐 くんしそさんするなかれ(君たちはどうかいたずらに時を過ごすことなかれ)

この言葉も、気持ちを奮い立たせる若者に対する強烈なメッセージである。

この詩は、吉田松陰が当時14歳の塾生 山田顕義(市之允 いちのじょう)に扇に書いて贈った詩である。

山田顕義は岩倉使節団に理事官として参加、明治維新で活躍した。
saitani
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