今回は生物圏科学の分野から、水産及び環境の面で関心事となっています瀬戸内海の問題を取り上げます。瀬戸内海は、閉鎖性海域という特徴を持ち、世界トップレベルの豊かな海で、日本においては水産業や観光資源のため、極めて貴重な海域の1つであります。しかしながら、近年、相当に“病んで”おり、魚類の生産量が減少するなど、このまま放置できない状態にあります。問題はどこにあるのか、瀬戸内海の再生のためにはどのような手を打つべきなのか、2人の研究者から発表し、参加者とともに、考えたいと思います。ぜひとも聴講していただきますようご案内致します。
・主 題: クラゲの海からサカナ溢れる里海へ-瀬戸内海の病いと再生へのアプローチ-
・日 時: 2006年4月21日(金)17:00~20:30
・会 場: キャンパス・イノベーションセンター2F 多目的室
・主 催: 広島大学(社会連携推進機構)
・参加費: 無料(交流会は1000円)
・内 容:
17:00~17:15 開催挨拶と大学院生物圏科学研究科の紹介
谷口幸三氏(広島大学大学院 生物圏科学研究科長、教授・農学博士)
17:15~19:25 講演(講演者2人で90分講演のあと、質疑40分)
「クラゲスパイラル:なぜ起こるクラゲ大発生」
上真一氏(広島大学大学院 生物圏科学研究科、教授・農学博士)
「閉鎖性海域の再生のために包括的なアプローチを」
松田治氏(広島大学名誉教授)
19: 30~20: 30 交流会
・詳 細: http://www.hiroshima-u.ac.jp/liaison/news_info/index.html?id=1451
・お申込み、お問い合わせ先
広島大学東京リエゾンオフィス
電話:03-5440-9065 FAX:03-5440-9117
E-mail: haoki@hiroshima-u.ac.jp tamiki@hiroshima-u.ac.jp