吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています。診療日には毎日更新しています。

「がん疑い」見落とし2人死亡 「医療過誤」と謝罪 滋賀・高島市民病院 その1

2023年03月09日 06時18分18秒 | 日記
2/8(水) 18:31配信 京都新聞
 滋賀県高島市民病院(高島市勝野)は8日、市内在住の患者3人について、CT(コンピューター断層撮影)検査の画像診断報告書に「がんの疑い」と記されていたにもかかわらず、主治医が見落としていたと発表した。うち70代男性と80代男性の2人が死亡した。同病院は見落としを医療過誤と認め、謝罪した。見落としと死亡の因果関係は「分からない」としている。
 同病院の説明では、70代男性は、2019年3月に腹痛で同病院の救急外来を受診した際にCT検査を受け、放射線科医は報告書に「胃がんの疑い」と記した。80代男性は、同年1月に腹痛で救急外来を受診した際のCT検査の報告書に、「肺がんの疑い」と記載されていた。  しかし、2人の主治医はいずれもがんの疑いに関する記載を見落とした。2人が同病院で再度CT検査を受けた際に別の医師が見落としに気づいた。その後2人とも転院し、70代男性は20年7月に、80代男性は同年6月に亡くなった。ともに死因はがんだったという。
 市は、80代男性の遺族と損害賠償を支払う内容で協議を終え、市議会3月定例会に提案する一般会計補正予算案に賠償金を計上する。70代男性の遺族とは現在協議中。  70代男性への見落とし発覚後に同病院が行った調査で、90代の女性患者についても、「両側乳がんの疑い」と記載された画像診断報告書を主治医が見落としていたことが分かった。  同病院は再発防止策として、研修の実施▽報告書の内容確認の徹底▽緊急性や重要性が高い所見は放射線科医が担当医師へ直接連絡-に既に取り組んでいるとする。

元ソフトバンク・真砂勇介、WBC中国代表に選出…パワーと走力兼備のミギータ その2

2023年03月07日 05時24分25秒 | 日記
 さて、侍ジャパンにはアメリカ国籍のヌートバーが選出されました。そして日本生まれで日本国籍の真砂選手が中国代表に選出されたわけですが、両親がどちらかその国の国籍であれば出場できるという規定での選出ですね。ヌートバー選手と真砂選手、それぞれの代表にかける想いは如何ばかりでしょうか。
 元プロレスラー長州力選手の話ですが、その昔、アマチュアレスリングをしていた時代に五輪代表が確定的でした。しかし国籍が韓国籍のため日本代表にはなれず紆余曲折の末、韓国チームに入って知らない選手と五輪に出場したということでした。その時の彼の胸中は「日本で生まれ育っているのに、見たこともない話したこともない選手と一緒に遠征するのは違和感があるし試合に向けたモチベーションもあがらない」というものでした。当然でしょう。
 WBCとは状況は異なるでしょうが、国籍に関する問題はいろいろな思いが去来することと思われます。いずれにせよ、自身の持つ能力を最大限発揮するパフォーマンスを期待しています。

元ソフトバンク・真砂勇介、WBC中国代表に選出…パワーと走力兼備のミギータ その1

2023年03月06日 05時58分36秒 | 日記
2/8(水) 4:00配信 スポーツ報知
 元ソフトバンクの真砂(まさご)勇介外野手(28)が、WBC中国代表に選出されたことが7日、分かった。京都出身で日本で育ったが、両親のどちらかが中国出身など出場資格を満たした。  侍ジャパンにとっても不気味な存在だ。
 中国は3月9日のWBC1次R初戦で対戦する相手。17年の第4回大会では7―1で快勝したように、実力的には格下とみられるが、初戦でナインは緊張感との闘いもある。情報も少なく警戒が必要だ。そんな中国に10年間ソフトバンクでプレーした真砂が加わると、侍ジャパンの選手の情報が丸裸にされる危険性もある。
 真砂は、パワーと50メートル5秒6台の脚力を持つ高い身体能力で、右打者の柳田こと“ミギータ”として期待され、21年には自己最多79試合に出場した。だが、昨季は29試合の出場に終わり、シーズン終了後に戦力外通告を受けた。昨年11月の12球団合同トライアウトに参加したが、NPB球団から声はかからず、今季から社会人の強豪・日立製作所でプレーしている。

獄中死した「THE FOOLS」ボーカル男性、遺族に賠償金で和解 その3

2023年03月04日 05時58分58秒 | 日記
 まずはなくなられた収監者の方にはお悔やみを申し上げます。
 自分の個人的意見ですが、収監中の患者の診察というのは特殊状況下なので極めて難しいと感じます。しかも本件は刑務所が医療過疎地?という立地であればなおさらかもしれません。月形町の町立病院ということでその規模は知りませんが医療設備や人員にも限りがあったかもしれません。また「腹痛、嘔吐」というありきたりな症状のため、その重症度や緊急性の判断は診察だけでは難しいものと思われます。
 自分も緊急手術のできるきちんと設備の整った病院でそのような症例を何度も経験したこともあります。もちろん収監中の患者ではない普通の患者さんであったため、その時は何ら制限なく診療に没頭できたので事なきを得ました。
 このような急性腹症は腹部診療に熟達していないと内服や点滴だけでいいのか、すぐに緊急手術が必要なのかの判断は極めて難しいと思います。
 もちろん結果的には残念ながら見落としたと言われれば、そのようなことになりますが、それにしても緊急的判断に迫られる難しい病態です。自分がその場にいなくてよかったと思うのが正直な気持ちです。

獄中死した「THE FOOLS」ボーカル男性、遺族に賠償金で和解 その2

2023年03月03日 05時55分47秒 | 日記
2/7(火) 16:07配信 毎日新聞
 医師は触診のみで診断し、伊藤さんは痛み止めを投与されて刑務所に戻された。しかし、翌16日も痛みは治まらず、刑務所内のエコー検査で腹部に水がたまっていることが分かったが、すぐに病院に搬送されず17日未明に死亡した。刑務所は伊藤さんの死因を肝硬変などによる出血性ショックとしたが、遺族の依頼により北海道大で解剖が実施され、死因は腸閉塞(へいそく)による出血性ショックだったことが判明した。
 遺族側は訴訟で、刑務所が速やかに病院に再搬送していれば伊藤さんは死ななかったと主張。国が開示した刑務所内の映像には、意識がもうろうとして苦しむ伊藤さんの様子が映っていた。今回、地裁は国に責任を認めるよう勧告して和解に至ったが、和解内容に国の過失の有無や謝罪は盛り込まれなかったという。遺族は町立病院を運営する月形町も提訴し、22年3月に50万円の解決金を支払う内容で先に和解していた。

獄中死した「THE FOOLS」ボーカル男性、遺族に賠償金で和解 その1

2023年03月02日 05時38分17秒 | 日記
2/7(火) 16:07配信 毎日新聞
 覚醒剤取締法違反で実刑が確定したロックバンド「THE FOOLS」のボーカル、伊藤耕さん(当時62歳)が2017年、服役中の月形刑務所(北海道月形町)で病死したのは刑務所などが適切な対応を怠ったことが原因だとして、遺族が国などに計約4320万円の損害賠償を求めた訴訟は7日、東京地裁(男澤聡子裁判官)で和解が成立した。国が遺族に4300万円の賠償金を支払う内容で、遺族側は「金額を見れば国側が全面的に責任を認めたことを示している」と評価した。
 「THE FOOLS」は1980年に結成され、「不良ロッカーのカリスマ」とも称されるロックバンド。伊藤さんは15年7月、覚醒剤取締法違反で懲役2年10月の判決が最高裁で確定し、月形刑務所に服役した。 訴状によると、伊藤さんは17年10月15日、刑務所内で腹痛と嘔吐(おうと)を繰り返し町立病院に搬送された。