吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています。診療日には毎日更新しています。

冷汗

2008年06月11日 06時57分37秒 | インポート

 大昔のこと、夕方に8歳くらいの男の子が父親に抱えられてきた。どうも川原の土手から滑り落ちて足を怪我したらしい。ふくらはぎに大きな傷があり筋肉がはみでていたので、丁寧に創を消毒して縫合しX線写真もとって骨折がないのを確認した。ところが帰宅させようとしても「足」がイタイイタイと泣きながら歩こうとしない。こちらもかなり忙しかったので「男の子がビービー泣くんじゃない!」と一喝した。まあ、あまりにもうるさいので入院させた。翌日病棟看護師が「先生、なんかフトモモを痛がっていますよ」といわれ、大腿部のX線をとったら立派にヒビが入っていた。どっと冷汗! 創とはかけ離れた場所に骨折とは・・・。確かに子供にとってはふくらはぎもフトモモも「足」であるのは間違いない。


拍子抜け

2008年06月10日 07時07分55秒 | インポート

 今年6月から特定健診に変わり、以前より院内での手続きが面倒になった。用意周到?に準備をして待っていたつもりだが、いざ6月になって今までに数名の健診受診者しか来ていない。まあ最初にどっとこられて右往左往するよりもよいが、少し拍子抜けの感。もっとも受診者の生まれ月によって受診期間が分けられているので、そんなに集中してこないのであろう・・・か?


説明義務?

2008年06月09日 07時13分02秒 | インポート

 先日、某銀行に口座を開設した。その際、「お客様の預金が初回で1000万円を超える場合は、利子がつきませんが預金保証する制度があり・・」といってきたので「でも、開設時残高は100円しか入れていませんけど1000万以上ですよね?」と聞き返した。すると「はっ? ああそうですか、大丈夫ですか?」とまたこちらに聞き返してきた。話がかみ合わない。もう一度「だって1000万は入ってないですよ。使えないでしょ?」というと、「はぁ大丈夫ですか?」と言う。どうもマニュアルそのままのオーム返しのようだ。何に対しての「大丈夫」なのか一向にわからなかったが、こちらがすべて了解済みである「大丈夫です」という確約が欲しかったのであろうか? これも組織のリスクマネジメントだとするなら勘違いも甚だしい。


電子カルテの利点

2008年06月07日 07時19分34秒 | インポート

 利点は、情報の一元化が可能、収納スペースがいらないこと、情報検索が迅速、デジタル処理のため保存が永続的、データ通信が簡便などであろう。しかしエコーや心電図やX線の情報を一元的にまとめるには結構な追加コストがかかり、しかも面倒くさいソフトを憶える必要がある。情報検索も検索ワードを間違えば絶対検索がかからない。致命的なことはスタックしたときに自分一人でトラブルシューティングができないことである。電子カルテの会社は数あれど、今のところ一番いい会社とは、電話1本でその場ですぐ対応方法を指示してくれるところだろう。つまりサポート体制がリアルタイムであることが1番。会計終了できないまま「お待ちください」と待たされたなら患者が怒り出すのは必定。


電子カルテと急患

2008年06月06日 07時54分54秒 | インポート

 今後の医療は、早晩全部電子カルテになる。これの利点はいろいろあるが欠点としては、一度電源を落とすと、再度立ち上げるのが結構面倒くさいことだ。特に急患の場合、診療5分であってもPCたちあげ→カルテ作成で5分くらいかかるし、また電源を落とす時も毎回データのバックアップに5分はかかる。つまり3倍の時間がかかる。立ち上げっぱなしにしておきたいがシステムが不安定になるらしいので(あるいは電気代もかかる?)のでダメなようだ。


都バス

2008年06月05日 07時09分30秒 | インポート

 バスに乗ると、「お座りの方はバスが停車するまで席を立たないでください」とクギをさされる。これは走行中に席を立たれるとゆれた時に転倒する可能性があるからだ。転倒は自己責任だと思うのだが、都の過剰な安全管理のため(いやクレーム対策のため)に車内でのルールにしているのだろう。だから昔、止まってから席を立ち、人をかき分けて降りようとしたらドアが閉まって出発してしまった。「降りるよー!!」と声を出しても聞こえない。ルール守ったのに、どーしてくれるんだ。


煩雑、たとえば・・

2008年06月04日 07時57分10秒 | インポート

 オプション検査として心電図検査がある。このオプションの優先順位は、1.生活機能評価質問票の質問に回答してもらい一定の点数以上となった場合 2.前年度のデータでメタボであった場合で、かつそれに関する薬を内服していない場合 3.4045505560歳、または60以上は偶数年齢に合致した場合・・・という条件に合致したら心電図検査となる。しかし優先順位は1>2>3であり、1と2両方で合致した場合は、書類には1のところにチェックをいれる(同様2と3で合致したら2にチェック)。つまり1.2.3.ともお金の出所(請求先)が違うからである。どうですか? とても煩雑でしょう。


特定健診

2008年06月03日 07時08分33秒 | インポート

 特定健診がはじまった。昨日は1人の受診者だったので混乱しなかった。65歳以上の方には生活機能評価の質問票が追加されその回答内容次第で心電図や嚥下テストが追加される。年齢や問診結果によって検査項目が異なるが、その記載の仕方が面倒だ。その理由は個々の検査項目の財源がそれぞれ異なるためらしい。豊島区は比較的至れり尽くせりの内容で、検査項目は多いようだ。その追加項目の費用は区の財源から出されているらしい。たぶん区によっては国で示された最低限の項目だけのところもあるだろう。


今日から特定健診

2008年06月02日 07時07分50秒 | インポート

Photo 特定健診が今日から始る。とにかく制度の枠組みやが複雑で、関連書類が多い。しかも記入の仕方が煩雑で複雑である。とりあえず受診後の書類の流れをフローチャートにしたが、作った本人もまだよく理解していない。何かきっと細かいところで抜けがあるに違いない。何でこんな複雑な制度にしたのか?