吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています。診療日には毎日更新しています。

日々雑感

2019年04月26日 06時19分30秒 | 日記
 なんだかここの所、悲惨な交通事故の話が相次いでいる。
 ネットでは、神戸三宮のバス事故の運転手は逮捕されたが、池袋の87歳元役人の交通事故は逮捕されないのはおかしい、元高級官僚ということで忖度されたのではないかとSNSで話題になった。
 でもこれはおかしくない。元官僚は入院中である。入院中は逮捕されないのである。しかし退院しても逮捕されないだろうという見込みである。実際はどうなるかわからないが、「逃亡の恐れがない」、ドライブレコーダーも回収されており「証拠隠滅の恐れがない」ということで逮捕されないとだろうというのだ。
 しかしこの理由は神戸三宮のバス運転手にもあてはまる。元官僚が逮捕されなかったら疑問に感じるだろう。

 また医療事故で医師が逮捕される場合も同様である。多忙な医師の場合、診療を抱えているので仕事は休めない。逃亡のおそれなどない。またカルテもすべて回収されてしまえば証拠もかえようがない。
 警察が逮捕権を行使する事例をみていると、いつも思うのだが不公平感がぬぐえない。どうも不必要な拘束とも思える場合があるのだ。
 なんだか警察の逮捕という時点からすでに刑罰が執行されているような気がする。