4月下旬の話であるが、沖縄空港に着陸しようとしたLCCのジェット機が滑走路のずいぶん手前で高度を落としたため、慌てて機首を急上昇させた事件があった。この会社は、その時パイロットの多くが病欠しており運航スケジュールの割り振りに支障をきたしていたらしい。また大手航空会社でリストラされたパイロットを再雇用したり、海外のパイロットも雇い入れたりしてlow costを維持していたようである。自前で一からパイロットを育成するにはものすごく経済的な投資が必要となる。航空運賃が格安になるのは良い。いろいろな部署の経費を削減しコストを減らすのはよいが、安全性が落ちるような経済的削減は困るのである。今回運転のパイロットの技量は我々の知るところではない。しかし過密な勤務スケジュールでのシフトであったなら、これは問題なのである。<o:p></o:p>