りきる徒然草。

のんびり。ゆっくり。
「なるようになるさ」で生きてる男の徒然日記。

いとしのヒナゴン。

2012-06-09 | Weblog
久しぶりに重松清の小説を読んでいます。

「いとしのヒナゴン」という、今から10年近く前の小説。
30代の時、ボクが最も読む耽った作家が重松清だったのだけど、
この小説も発表された時や、その数年後に映画になった時も
読もう読もうと思ったんだけど、なぜか読むタイミングを失って、
そのまま今に至ってしまった。

物語の舞台は、中国地方の過疎の山村・比奈町。
そこに正体不明の怪物“ヒナゴン”が現れて、住民たちを巻き込んで
ささやかな奇跡を起こす・・・・。

年配の方や広島県出身(在住)の方ならすぐに分かるかと思うが、
この物語は、70年代初頭に広島県比婆地方に現れて大騒動になった
“ヒバゴン”がベースになっています。
だから、広島県民としてはストーリーも舞台もそしてセリフ(広島弁)も
とても親近感が湧いてくる。
しかも登場人物は、故郷で生まれ育ち、故郷で生きている、40代になっても
子どもの頃のあだ名で呼びあっている幼なじみのオッサンたち。

・・・・これ、まんま、俺たちじゃねーか(笑)

まだ読み始めたばかりで20ページくらいしか読んでいないけど、
相変わらず重松さんの言葉の世界は巧みで面白い。
なんでもこの小説は、当初から映画化ありきで執筆されたとか。

読み終わったら、今度はDVDを借りてみようーっと。
コメント
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