バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

乳製品は総死亡率と心血管リスクを減らす

2018年10月28日 | 循環系 心臓
Lancet誌から

5大陸21カ国の調査で、飽和脂肪酸の悪影響は見られず
1 大西 淳子=医学ジャーナリスト

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 5大陸の21カ国で、乳製品の摂取量と、死亡および主要心血管イベントの関係を検討する大規模コホート研究を実施したカナダMcMaster大学のMahshid Dehghan氏らは、乳製品の定期的摂取者は普段乳製品を摂らない人に比べ、死亡率と心血管イベントリスクが低く、全乳製品でも低脂肪製品でも同様のリスク低下が見られたと報告した。結果は、Lancet誌電子版に2018年9月11日に掲載された。日経メディカル.,2018/10/

アロプリノールはCKDを悪化させない

2018年10月28日 | 医療 医薬 健康
JAMA Intern Med誌から

痛風患者のステージ3CKD発症率をアロプリノールの有無で比較

 腎機能が低下している痛風患者には、アロプリノール投与を躊躇する臨床医は少なくない。ブラジルRio de Janeiro 州立大学のAna Beatriz Vargas-Santos氏らは、腎機能が正常またはステージ2までの慢性腎臓病(CKD)で、初めて痛風と診断された患者を対象とするコホート研究を行い、アロプリノール使用者と非使用者のステージ3以上のCKD発症リスクを比較して、アロプリノールは腎機能を悪化させていなかったと報告した。結果はJAMA Intern Med誌電子版に2018年10月8日に掲載された。 日経メディカル.,2018-10-22

アスピリンが健康な高齢者の癌死亡率を増加

2018年10月28日 | 医療 医薬 健康
ASPREE試験の予想外の結果に対する死因別の分析
大西 淳子=医学ジャーナリスト

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 オーストラリアMonash大学のJohn J. McNeil氏らは、オーストラリアと米国で健康な高齢者に対するアスピリンの1次予防効果を調べるために実施され、既に報告されたASPREE試験のデータを分析し直して、プラセボ群よりアスピリン群の総死亡率が高かった原因は、癌死亡の増加によるものだったと報告した。結果はNEJM誌電子版に2018年9月16日に掲載された。 日経メディカル.,2018/10/5

「母はネアンデルタール人、父はデニソワ人」 ロシアで発見の化石 DNA鑑定で

2018年10月28日 | 生命科学 生物誌

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ヘレン・ブリッグス BBCニュース2018年08月23日

昔々ロシアの洞窟で、異なる種の旧人類2人が出会った。5万年後、科学者らは2人には娘がいたことを突き止めた。

この洞窟で発見された骨から検出された遺伝子によって、この骨の持ち主の少女はネアンデルタール人の母とデニソワ人の父を持つことが分かった。
https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-45280109

143兆円!認知症とお金

2018年10月28日 | NEWSクリッピング


「143兆円」
突然ですが、ここで問題です。これは何の金額でしょうか?
日本の国家予算?いえいえ、違います。実は、日本で暮らす認知症の高齢者が保有する預貯金や株などの金融資産の総額です。「ホントに?」と思った、そこのあなた。日本では今、老後の資産を蓄えたのに認知症のためにうまく使えず困窮する、そんなケースが生じているんです。「自分には関係ないよ」ではすまない話です。 NHKニュースweb.,2018年10月25日

がん治療の新手法「パネル検査」とは 来春にも保険適用

2018年10月27日 | 癌 ガン がん 腫瘍
構成 編集委員・田村建二2018年10月26日

 がん治療の分野に、ゲノム医療の研究成果をこめた「パネル検査」という手法が導入され、来年春にも保険適用されようとしています。この新しい手法には効果的で副作用の少ない治療につながると期待が集まる一方、検査をきっかけに深刻な病気の可能性を知り、悩んでしまうことになりかねないといった課題も指摘されています。パネル検査に関してまずは知っておきたいことをQ&A形式でまとめました。

https://www.asahi.com/articles/ASLBR5T46LBRULZU00P.html

Vienna医科大学、ヒトの便からマイクロプラスチックを初めて検出

2018年10月27日 | 医療 医薬 健康
8人の被験者から9種類の樹脂を同定、

日経メディカル.,2018/10/26 坂田亮太郎=日経バイオテク


 オーストリアVienna医科大学の研究者らは2018年10月23日、人間の糞便からマイクロプラスチックが初めて検出されたと欧州消化器病学会2018年大会で発表した。微細に分解されたプラスチックごみが河川や海洋を汚染している問題が、欧州を中心に社会的な関心を集めている。これまでに100種類以上の海洋生物の体内からマイクロプラスチックが検出されているが、人間の体内からマイクロプラスチックが発見されたのは初めてだ。
https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/hotnews/int/201810/558428.html

中国人科学者、睡眠と覚醒を切り替える「スイッチ」発見

2018年10月27日 | 医療 医薬 健康
人民網日本語版 2018年10月26日

脳の睡眠と覚醒を調整する重要な「スイッチ」が、ついに発見された。中国陸軍軍医大学基礎医学院の胡志安教授が率いるチームによる、「視床室傍核は視床が覚醒を維持するための最重要核」という研究成果が26日付のサイエンス誌に掲載された。同研究では、視床室傍核が覚醒を維持する重要な脳の部位であることを初めて証明し、かつその神経回路のメカニズムを明らかにした。科技日報が伝えた。
http://j.people.com.cn/n3/2018/1026/c95952-9512232.html

インフルエンザの予防注射は打つべき? 本当に効果があるのか?

2018年10月26日 | NEWSクリッピング

産経SankeiBiz.,2018.10.26

実は、インフルエンザの予防注射には、感染を予防する効果はない。感染とは、ウイルスが鼻や口の粘膜から体に入り細胞内で増殖することだ。とはいえ、厚生労働省の研究班の報告によれば、インフルエンザの発症と重症化を抑える効果はあるという。そもそもインフルエンザワクチンは、接種を受けた人の体にウイルスを排除する抗体を作り、同じウイルスが入ってきたときにそれを攻撃して発症や重症化を抑えるものなのだ。

http://www.sankeibiz.jp/econome/news/181025/ecb1810250650002-n1.htm

小野薬品・相良社長「ノーベル賞の研究に貢献でき感謝」

2018年10月26日 | 医療 医薬 健康

 小野薬品工業の相良暁(さがら・ぎょう)社長は26日、産経新聞のインタビューに応じ、京都大学の本庶佑特別教授のノーベル生理学・医学賞受賞が決定したことに対し「研究に貢献できためぐり合わせに感謝している」と述べ、謝意を示した。本庶氏らの研究成果をもとに実用化した画期的ながんの免疫治療薬「オプジーボ」について、現在国内で約70件の治験(臨床試験)を進めていることを明らかにし、「さらに多くの必要とする方に届けたい」と述べた。産経SankeiBiz.,2018-10-26