バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

糖鎖遺伝子「GnT-IX」が脳だけに発現する新たな仕組みを解明

2014年03月29日 | 糖鎖生化学
独立行政法人理化学研究所
糖鎖遺伝子「GnT-IX」が脳だけに発現する新たな仕組みを解明
-ヒストンを修飾する特定の酵素が遺伝子発現の鍵-

この発表資料を分かりやすく解説した「60秒でわかるプレスリリース」もぜひご覧ください。

ポイント
GnT-IX遺伝子の発現を決めるヒストン修飾酵素を同定
修飾酵素によってヒストンが修飾を受けると特定の転写因子を呼び込む
不明だった臓器特有の糖鎖が存在する仕組みの解明に手がかり
理研 報道発表資料 2014年3月12日


ゲノム上の遺伝子制御部位の活性を測定し正常細胞の状態を定義

2014年03月29日 | BioTech生物工学 遺伝子工学
独立行政法人理化学研究所
ゲノム上の遺伝子制御部位の活性を測定し正常細胞の状態を定義
-生命の分子レベルでの理解に大きな一歩-

この発表資料を分かりやすく解説した「60秒でわかるプレスリリース」もぜひご覧ください。

ポイント
プロモーター約185,000個、エンハンサー約44,000個を各種細胞で測定
正常細胞の定義に活用可能なプロモーター、エンハンサー情報のリソースを作成
iPS細胞、繊維芽細胞などの細胞から目的の細胞を作るための基盤に
理研 報道発表資料 2014年3月27日



バイオ分析向けの超小型蛍光検出装置を開発

2014年03月29日 | 医療 医薬 健康
-在宅やベッドサイドなど患者のそばで迅速な診断を実現するキーテクノロジー-

ポイント

•励起光源と集積型蛍光検出センサーの実装により蛍光検出装置を従来に比べ大幅に小型化
• 面発光マイクロLEDからの光を非球面マイクロレンズによりマイクロ流路の幅以内に集光することに成功し、マイクロ流路への低散乱光照射を実現
• 患者の傍らで迅速な診断を可能とするPoint-of-Care診断、ウエアラブルデバイスの実現に寄与
                    産総研 プレスリリース 2014/03/17

再生医療に用いる細胞の安全性を培養液で検査することが可能に

2014年03月29日 | 細胞と再生医療
-移植用細胞に残存するヒトiPS細胞やヒトES細胞を検出する技術-

ポイント

• ヒトiPS細胞やヒトES細胞から培養液中に分泌される糖タンパク質マーカーを発見
• 移植用に作製した細胞を損なわずに細胞培養液だけで検出可能
•ヒトiPS細胞やヒトES細胞を用いた再生医療の安全性向上への貢献に期待
                  産業総研 プレスリリース 2014/02/17

註)本研究開発は、和光純薬工業からの資金提供型共同研究(平成23年度~)により産総研と和光純薬工業が共同で実施した。


PM2.5と黄砂 発がん性高い物質に変化

2014年03月29日 | 癌 ガン がん 腫瘍
 大気中の汚染物質PM2.5と黄砂が混ざると、より発がん性が高い物質に変化することが金沢大学などのグループの研究で分かり、研究グループは「PM2.5と黄砂が、共に多く観測されるこれから4月ごろまでは、より注意が必要だ」と呼びかけています。NHK News web.,2014年3月28日

「生活空間を除菌」根拠なし…17社に措置命令

2014年03月28日 | NEWSクリッピング


 生活空間でのウイルス除去や消臭、花粉対策に効果があるとの表示には合理的根拠がないとして、消費者庁は27日、二酸化塩素を使った空間除菌剤を販売していた大幸薬品(大阪)や大木製薬(東京)など17社に対し、景品表示法違反(優良誤認など)で再発防止を求める措置命令を出した。

 一度に17社に措置命令を出すのは同庁発足以来、最多。

 対象となった商品は、大幸薬品の「クレベリンゲル」や大木製薬の「ウイルオフバリア」などで、室内に置いて使用する据え置き型、首などにかけて使用する携行型の計25商品。業界関係者によると、市場に出回る空間除菌剤は、17社の商品が多くを占めるという。

 同庁が、表示の根拠を示すデータの提出を求めたところ、密閉空間でのデータだったり、商品よりも高濃度の除菌剤を使用したデータだったりで、同庁は「生活空間での効果の裏付けが確認できなかった」と説明した。2014年3月28日 読売新聞


武田薬品の消化器系新薬 大塚製薬と共同販促

2014年03月28日 | ビジネス 政策
 大塚製薬と武田薬品工業は27日、武田薬品が承認申請中の酸関連疾患治療薬「TAK-438(一般名・ボノプラザンフマル酸塩)」について、国内共同プロモーション契約を結んだと発表した。両社が医薬品販売で本格的に組むのは初めて。武田薬品は自社創製品で大型化を期待する同剤の製品化にあたり、消化器領域で強いプレゼンスを持つ大塚製薬の販路も生かして市場機会の最大化を図る。化学工業日報 2014年03月28日


DHAなど脂肪酸摂取バランス、不安症予防のカギ-精神・神経医療研究センターが発表

2014年03月28日 | 健康・栄養機能性成分
 青魚に多く含まれるドコサヘキサエン酸(DHA)などの「多価不飽和脂肪酸」(PUFA)の摂取バランスが、恐怖体験の記憶の強さに影響することを、国立精神・神経医療研究センターの研究チームがマウスの実験で突き止めた。「オメガ3系」という種類のPUFAを習慣として多く摂取し、「オメガ6系」という種類のPUFAの摂取量を抑えると、恐怖体験を思い出した時の怖いという感覚が和らぐという。日刊工業新聞 2014年03月27日

新規なβ−ガラクトシド−α2,6−シアル酸転移酵素

2014年03月27日 | 糖鎖生化学
新規なβ−ガラクトシド−α2,6−シアル酸転移酵素、それをコードする遺伝子およびその製造方法

出願人: 日本たばこ産業株式会社
出願 JP2006315850 (2006/08/10) 公開 WO2007105321 (2007/09/20)

【要約】本発明は、高い生産性および/または高い活性を有する新規なβ−ガラクトシド−α2,6−シアル酸転移酵素および当該シアル酸転移酵素をコードする核酸を提供する。本発明はまた、当該シアル酸転移酵素を生産する微生物を提供する。本発明はさらに、当該シアル酸転移酵素をコードする核酸を含むベクター、および当該ベクターで形質転換した宿主細胞を提供すると共に、組換えβ−ガラクトシド−α2,6−シアル酸転移酵素を製造する方法を提供する。 明細書pdf >> かんたん特許検索