バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

加齢黄斑変性の発症に関与する遺伝子を発見:九大グループ

2014年03月30日 | 医療 医薬 健康
網膜の中心部にある黄斑は「ものを見る」機能の中心的な役割を果たしていますが、この黄斑の異常で視力が低下する「加齢黄斑変性」の発症に関係する遺伝子を、九州大の研究グループが発見、研究成果を米科学誌「ネイチャー・ジェネティクス(電子版)」に公開しました。医療・医学ニュース 2014-03

高齢化進む「冠動脈バイパス手術」 80歳以上が1割超

2014年03月30日 | 加齢 老化制御
 心臓手術を受ける高齢者が増えている。70歳以上が全体の5割を占め、80歳以上でも1割を超えていることが、日本冠動脈外科学会の調査でわかった。

 同学会が、心臓血管外科のある全国約330病院を対象に、主要な心臓手術である「冠動脈バイパス手術」の実施状況を調べた。この手術は、狭心症などの治療で、心臓の冠動脈に別の血管をつなぎ合わせて血液の流れをよくすることを目的にしている。

 調査結果によると、2012年にこの手術を受けた約9千人のうち、80歳以上が10・9%で過去最高を更新した。1割を上回ったのは2年連続。00年の4・3%から増え続けている。70歳以上では12年が50・4%で00年は39・3%だった。朝日新聞(Web版)apital.,2014年3月29日


STAP細胞騒動から考える「科学論文とは?」

2014年03月30日 | 生命科学 生物誌
過日、「小中学生向けに研究不正についての解説」というテーマで某紙の取材を受けました。いろいろと説明している間に、「そもそも小中学生には<論文>がどんなものかわからないので、そこからお願いします」ということになって、それなら拙ブログにもきちんと書いておこうと考えた次第。「論文不正はあかん!」という話を研究指導者がする際にも、ちょっと役立つ小ネタかなと……。BLOGOS.,2014-03-29

内因性遺伝子が破壊されている分化多能性保持細胞

2014年03月29日 | 細胞と再生医療

国際出願番号 : PCT/JP98/00860 国際出願日 : 1998年3月2日
国際公開番号 : WO98/37757 国際公開日 : 1998年9月3日
出願人 : 麒麟麦酒株式会社 発明者 : 富塚 一磨 外4名

単-または複数の外来染色体あるいはその断片を含むミクロセルを作製し、該ミクロセルとの融合により、分化多能性を保持する細胞へ前記単-または複数の外来染色体あるいはその断片を移入させることを特徴とする、キメラ非ヒト動物の作製法;前記の方法により作製することができるキメラ非ヒト動物およびその子孫;前記動物に由来する組織および細胞;前記動物の個体、組織および細胞の利用方法;単-または複数の外来染色体あるいはその断片を含む分化多能性を保持する細胞、その作製法および利用法;少なくとも2種の内因性遺伝子が破壊されている分化多能性を保持する細胞;および相同組換えにより、前記の細胞を作製する方法などが提供される。 明細書PDF >> PatentScorp


外来性核初期化因子またはそれをコードするDNAを含まない人工多能性幹細胞

2014年03月29日 | 医療 医薬 健康

国際出願番号 : PCT/JP2009/067448 国際出願日 : 2009年9月30日
国際公開番号 : WO2010/038904 国際公開日 : 2010年4月8日
出願人 : 国立大学法人鳥取大学 外2名 発明者 : 押村 光雄 外7名

発明の名称 : 外来性核初期化因子またはそれをコードするDNAを含まない人工多能性幹細胞およびその作製方法

この発明は、哺乳動物由来の体細胞から、1つもしくは複数の核初期化因子をコードするDNAを個々にまたは組み合わせて含む1つもしくは複数の発現ベクターを使用して人工多能性幹(iPS)細胞を作製する方法において、該発現ベクターが該体細胞の内在ゲノムに挿入されないベクターであり、該方法が、該発現ベクターを該体細胞に導入してiPS細胞を誘導し、該iPS細胞中の該発現ベクターの機能を消失させることを含む、外来性核初期化因子をコードするDNAを含まないかまたは該DNAを発現する能力をもたないiPS細胞の作製方法、ならびに、核初期化因子の発現が不能にされたiPS細胞に関する。 Google Patent.,WO 2010038904 A1


マウス人工染色体ベクター

2014年03月29日 | 医療 医薬 健康

国際出願番号 : PCT/JP2011/050490 国際出願日 : 2011年1月6日
国際公開番号 : WO2011/083870 国際公開日 : 2011年7月14日
出願人 : 国立大学法人鳥取大学 外1名 発明者 : 押村 光雄 外3名

この発明は、マウス染色体由来の天然型セントロメア、セントロメア近傍のマウス染色体長腕の部位から長腕遠位を削除したマウス染色体由来の長腕断片、及びテロメア配列を含むこと、ならびに、哺乳類の細胞及び個体組織において安定に保持されることを特徴とする、マウス人工染色体ベクター、該ベクターを保持する細胞又は非ヒト動物、ならびに該細胞又は非ヒト動物の使用に関する。

http://www.lens.org/lens/patent/WO_2011_083870_A1/fulltext

人工心臓、末期患者の命をつなぐ助けに 米調査報告

2014年03月29日 | 医療 医薬 健康
人工心臓は、承認後10年が経過した現在でもなおリスクが伴う装置ではあるが、患者が心臓移植手術までの待機期間を生き延びる助けになる可能性があるとの研究論文が、27日にワシントンD.C.(Washington D.C.)で開催された米国心臓病学会(American College of Cardiology)で発表された。AFP BB News.,2014年03月28日


足りない糖鎖を補う仕組みを解明

2014年03月29日 | 糖鎖生化学
足りない糖鎖を補う仕組みを解明
-糖転移酵素Fut8欠損がGnT-IIIのmRNA量を増加させる-

Fut8が欠損するとバイセクティングGlcNAcを含む糖鎖が増加
バイセクティングGlcNAcを付加する糖転移酵素GnT-Ⅲの活性が8倍に
GnT-Ⅲの発現はWnt/β-カテニンシグナルを通じて調節される

http://www.riken.jp/pr/press/2014/20140311_1/