厚生労働省は28日、抗がん剤「アバスチン」を使った患者2人が血小板が減り内出血しやすくなる「血栓性血小板減少性紫斑病」で、死亡したと発表した。
同省は「薬との因果関係は否定できない」として製造販売元の中外製薬に指示して、薬の添付文書の副作用欄に血液異常への注意を促す記述が加わった。
アバスチンは進行した大腸がんや肺がんなどの治療薬。年間推定4万3000人が使用している。
2人は大腸がん患者で、いずれも2011年に死亡した。1人は投与終了から21日後に下血が起き翌日に、もう1人は投与終了から29日後に鼻血が出てその1か月後に亡くなった。
2013年11月29日 読売新聞
同省は「薬との因果関係は否定できない」として製造販売元の中外製薬に指示して、薬の添付文書の副作用欄に血液異常への注意を促す記述が加わった。
アバスチンは進行した大腸がんや肺がんなどの治療薬。年間推定4万3000人が使用している。
2人は大腸がん患者で、いずれも2011年に死亡した。1人は投与終了から21日後に下血が起き翌日に、もう1人は投与終了から29日後に鼻血が出てその1か月後に亡くなった。
2013年11月29日 読売新聞