バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

癌治療薬ヒストンデアセチラーゼ阻害剤 興和

2011年07月30日 | からだと遺伝子

出願番号 : 特許出願2003-583416 出願日 : 2003年4月11日
公表番号 : 特許公表2005-522492 公表日 : 2005年7月28日
出願人 : 興和株式会社 発明者 : 又木 千景 外8名
発明の名称 :癌治療薬

【課題】 一般式(1)で表される化合物群が、優れたHDAC阻害作用、遺伝子治療促進作用更には癌細胞増殖抑制作用を提供する。
【解決手段】 一般式(1)
【化1】


〔式中、R1、R2及びR3は、それぞれ独立して水素原子、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、アルキル基、ハロゲン置換アルキル基、アルコキシ基、アルキルチオ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基又はアルカノイル基を示し;
W1及びW2は、それぞれ独立してN、又はCHを示し;
Xは、O、NR4、CONR4又はNR4COを示し;
R4は、それぞれ水素原子、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、置換若しくは無置換アリール基、置換若しくは無置換ヘテロアリール基、置換若しくは無置換アラルキル基、又は置換若しくは無置換ヘテロアラルキル基を示し;
l、m及びnはそれぞれ0又は1の数を示す〕
で表される環状アミン化合物、その塩又はそれらの水和物を有効成分とするヒストンデアセチラーゼ阻害剤。 明細書 >> asta muse特許資料

DNAの 損傷 によって誘導されるSOS反 応

2011年07月29日 | 癌 ガン がん 腫瘍

今日の話題
-そ の遺伝子発現と調節機構.発癌に至るプロセスとの間の共通性にも興味
品川日出夫
化学と生物, Vol. 13 (1975) No. 11 pp.698-704

 大腸菌 のDNAに 放射線(紫 外線,X線)や 化学変異原物質(マ イ トマイ シC,MMS, 4NQOな ど)で 損傷 を与えた り,DNA合 成を 停止 させ る 処理を 行な うと,細 胞分裂の停止(フ ィラメン ト形成),プ ロフ ァージや コ リシンの産生 の誘 発,DNA修 復能の向上,突 然変異 の誘導 な ど,一 連 の反応が起 こる.こ れ らを総称 してSOS反 応(SOSは 細胞 の緊急事 態の発 生 を 告 げ る 信号 を 意 味 す る)と ぶ.SOS反 応 はrecAやlexA (Ind-)変 異株で は起 こらない(1).SOS反 応の生物学的意は,DNAの 損傷 を受 けた ときに無用の細胞分裂を抑 え,そ の間にDNA修 復を効率 よ く行な うとい う生存の ための適応的応答(adaptive response)のシステ ムとして進化 の過 程で獲 得 した機能 と考 え られる。[ 抄録 ][ 全文PDF(1047K) ]

酵素固定化マイクロリアクター、及びその製造方法

2011年07月29日 | BioTech生物工学 遺伝子工学

出願番号 : 特許出願2005-57535 出願日 : 2005年3月2日
公開番号 : 特許公開2006-238760 公開日 : 2006年9月14日
出願人 : 独立行政法人産業技術総合研究所 発明者 : 宮崎 真佐也 外6名

【課題】本発明の目的は、マイクロリアクターの製造工程を簡略化し、かつ設計的に自由度のある微量分析を可能にする、屈曲可能な不活性材料からなる中空状マイクロチャネルの内表面に酵素分子を固定化させたマイクロリアクターを提供すること。
【解決手段】屈曲可能な不活性材料からなる中空状マイクロチャネル内表面に、酵素分子が架橋剤を介して固定化されているマイクロリアクターであり、活性材料がフッ素樹脂またはシリコンゴムが使われる。開放特許ライセンス情報 L2005006985