バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

ES細胞・iPS細胞からの心筋細胞の分化増殖を促進する物質を同定

2011年05月31日 | 医療 医薬 健康
—Cell Stem Cellに掲載—

 慶應義塾大学医学部循環器内科 福田恵一教授、湯浅慎介講師、下地顕一郎助教らの研究グループは、胚性幹細胞(ES細胞)や人工多能性幹細胞(iPS細胞)のような多能性幹細胞から心筋細胞へと分化誘導させた細胞集団を、さらに細胞増殖させている因子を同定することに成功しました。この因子を多能性細胞から分化させた細胞集団へと加えることで、心筋細胞を効率よく増殖させることが可能となり、心筋梗塞などの心臓疾患を対象とした再生医療のリソースとして活用できることが期待されます。慶應義塾 プレスリリース 2010-03-02

融合遺伝子発現系によるタンパク質可視化技術の分子薬理学的応用

2011年05月31日 | 創薬 生化学 薬理学
吉岡 俊正,塚原 富士子
日本薬理学雑誌 Vol.116 , No.1(2000)pp.36-42
 Green fluorescent protein(GFP)および関連する蛍光タンパク質は,細胞生物学の様々な分野に応用されている.その中で蛍光タンパク質と核レセプターなどの細胞内の情報伝達に関与するタンパク質のキメラは細胞内情報伝達の輸送系を可視的に解析することを可能とした。 [ 抄録 ][ 全文PDF (7454K) ]

HPLC-白金還元・電気化学検出器を用いた生体中のビタミンK類の高感度測定

2011年05月31日 | 健康・栄養機能性成分

若林 広行,小野寺 憲治
日本薬理学雑誌 Vol.116 , No.1(2000)pp.43-48

 ビタミンKの構造特性から,白金触媒還元カラムを高速液体クロマトグラフィーの逆相系分離カラムの直後に接続し,分離溶出された各ビタミンK同族体を白金触媒カラム中で還元し,その還元体を直ちに電気化学検出器(EICOMECD-300)で酸化検出(+0.6Vvs.Ag・AgCl)する方法を検討した. [ 抄録 ][ 全文PDF (6092K) ]

腸管ホルモン分泌調整成分

2011年05月31日 | 医療 医薬 健康
出願番号 : 特許出願2010-56827 出願日 : 2010年3月13日
公開番号 : 特許公開2011-84546 公開日 : 2011年4月28日
出願人 : ファルマフロンティア株式会社 発明者 : 辻本 豪三 外7名
発明の名称 : 腸管ホルモン分泌調整成分の製造方法,使用方法,機能性食品および医薬

【課題】食物中からの分画成分により、肥満、糖尿病あるいは腸疾患の予防あるいは治療に供しうる機能食品や医薬を提供する。
【解決手段】食物から得られる脂肪酸を変性し、変性脂肪酸を少なくとも1回のHPLCを含むクロマトグラフィーによって分画することにより、変性脂肪酸から腸管ホルモン分泌調整成分を取り出す。複数回のHPLCによる分画を行なってもよい。脂肪酸としては、特に、αリノレン酸、DHA等不飽和長鎖脂肪酸あるいは天然の油脂、たとえば紫蘇油や魚油から画分された脂肪酸が適している。カラムクロマトグラフィーにより分画することにより、SIHRおよびIIHRと名付けた物質が得られる。SIHRは、カロリー当たりの腸管ホルモン分泌調整(促進または抑制)機能が高いので、長期間摂取しても、肥満等を招くことなく、糖尿病の予防,改善に役立つ。IIHRは腸疾患等の予防、改善に役立つ。明細書PDF >> バイオ塾情報創庫DB


出願番号 : 特許出願2008-66909 出願日 : 2008年3月16日
公開番号 : 特許公開2009-221141 公開日 : 2009年10月1日
出願人 : ファルマフロンティア株式会社 発明者 : 辻本 豪三 外3名
発明の名称 : 腸管ホルモン分泌調整成分の製造方法,使用方法,機能性食品および医薬

要約:

【課題】食物中からの分画成分により、肥満、糖尿病の予防あるいは治療に供しうる機能食品や医薬を提供する。
【解決手段】食物から得られる脂肪酸を変成し、変成脂肪酸をカラムクロマトグラフィーによって分画することにより、変成脂肪酸から腸管ホルモン分泌調整成分を取り出す。脂肪酸としては、特に、αリノレン酸、DHA等不飽和長鎖脂肪酸あるいは天然の油脂、たとえば紫蘇油や魚油から画分された脂肪酸が適している。カラムクロマトグラフィーによるRf値の範囲を選択して分画することにより、SIHR,EIHR,IIHRと名付けた物質が得られる。これらは、カロリー当たりの腸管ホルモン分泌調整(促進または抑制)機能が高いので、長期間摂取しても、肥満等を招くことなく、糖尿病等の予防,改善に役立つ。 明細書 >> astamuse特許資料

機能性脂質によるメタボリックシンドロームの予防・改善に関する研究

2011年05月31日 | 医療 医薬 健康
(平成21年度日本栄養・食糧学会奨励賞受賞)
永尾 晃治
日本栄養・食糧学会誌 Vol. 63 (2010) , No. 1 p.3-7
メタボリックシンドロームに対する食環境の影響について検討を行う中で, 特に機能性脂質の活用に注目した。その中で, 鎖中に共役二重結合をもつことを特徴とする共役脂肪酸が, 病態モデルラットの肥満・高脂血症・肥満誘発性高血圧の発症を抑制することが見い出された。 [抄録] [PDF (851K)]

アディポネクチン上昇剤及びアディポネクチン上昇用飲食品

2011年05月31日 | 健康・栄養機能性成分
出願番号 : 特許出願2007-41063 出願日 : 2007年2月21日
公開番号 : 特許公開2008-201741 公開日 : 2008年9月4日
出願人 : 国立大学法人佐賀大学 発明者 : 柳田 晃良 外1名

【課題】 脂質含有量が少ない物質であってアディポネクチン上昇能を有するアディポネクチン上昇剤及びアディポネクチン上昇用飲食品を提供する。
【解決手段】 ワサビタケ属のきのこ由来物質を有効成分として含む。このきのこは、ムキタケ(Panellus serotinus)である。ekouhou 特許公開・明細書(全文)

異種抗原性NeuGcの遮断を可能にするための方法

2011年05月31日 | 医療 医薬 健康

出願番号 : 特許出願2010-532633 出願日 : 2008年11月10日
公表番号 : 特許公表2011-504099 公表日 : 2011年2月3日
出願人 : スオメン プナイネン リスティ,ヴェリパルベル 外1名 発明者 : ラウッカネン,マルヤ-レーナ 外7名
発明の名称 : シアリルルイスc、シアリルTn、及びN-グリコリルノイラミン酸のエピトープに関連づけられるヒトモノクローナル抗体、ならびに前記エピトープを含む幹細胞の分析方法

本発明は抗体工学の技術に関する。特に、本発明はヒトIgM抗体及びその誘導体に関し、それはいくつかのオリゴ糖配列及び/又は異種抗原性のシアリン酸残基に対する新規の結合特異性を有している。本発明は更にこのような新規の糖類及び/又はNeuGc結合型モノクローナル抗体を生成及び操作するプロセスと、免疫診断の分野でこれらの抗体及びその誘導体を用い、生物学的かつ未加工の物質サンプルにおける異種抗原性NeuGcの定性的及び定量的決定を可能にし、ならびに免疫療法においては、患者中の異種抗原性NeuGcの遮断を可能にするための方法とに関する。ekouhou 特許公開・明細書(全文)

ブロッコリーが乳がんの幹細胞を抑制

2011年05月31日 | 医療 医薬 健康
含有化合物に予防・治療の可能性
〔米ミシガン州アナーバー〕ミシガン大学(アナーバー)薬学部製薬科学科のDuxin Sun准教授らは「ブロッコリーに含まれる化合物は,がん幹細胞を抑制し,乳がんの予防または治療に役立つ可能性がある」とClinical Cancer Research(2010; 16: 2580-2590)に発表した。Medical Tribune.,2010-07-22

腫瘍の予防および治療のための方法および化合物

2011年05月31日 | 医療 医薬 健康
出願番号 : 特許出願2010-533046 出願日 : 2008年11月3日
公表番号 : 特許公表2011-504462 公表日 : 2011年2月10日
出願人 : エージェンシー フォー サイエンス,テクノロジー アンド リサーチ 発明者 : ユイ、チャン

本発明は、細胞において腫瘍発生を予防、阻害、阻止または無効化する方法ならびに腫瘍細胞においてアポトーシスを誘発する方法に関する。この方法は、細胞におけるDACTタンパク質、またはその機能的フラグメントの量および/または活性を増加させることを含む。本発明はまた、一般式(I)の化合物(式中、AはCHまたはNであり、R1、R4およびR5は、互いに独立して、H、0~3個のヘテロ原子を含む脂肪族基、脂環式基、芳香族基、アリール脂肪族基、およびアリール脂環式基である。ヘテロ原子は、N、O、S、またはSiであってよい。R4およびR5は、任意に結合して脂肪族ヒドロカルビルブリッジを形成してもよい。R2は、Hまたはハロゲン、たとえばF、Cl、BrまたはLである。R3は、H、F、Clまたは1~8個の主鎖炭素原子および0~3個のヘテロ原子を含む脂肪族もしくはアリール脂肪族基である)を含む医薬組成物も提供する。医薬組成物は、ヒストンデアセチラーゼ阻害剤も含む
ekouhou 特許公開・明細書(全文)