バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

「酵母細胞壁」を原料として開発した植物活性資材

2006年09月29日 | 菌類 細菌
『豊作物語』新発売
安全・安心、健全な農作物の生産に
 『豊作物語』は、ビール酵母から分離した「酵母細胞壁」を、さらに酵素で分解した植物活性資材です。トマトやレタス等の作物について、この酵母抽出物の希釈液に定植前の根部を浸漬したり、生育中の葉面に散布するかたちで施用することで、植物体が本来持っている免疫力を高めて、植物の健全な育成を促します。
アサヒフードアンドヘルスケア㈱ニュースリリース バイオ塾情報創庫DB2005-12-29

ザクロに前立腺がん抑制成分、名古屋市立大が研究発表

2006年09月29日 | NEWSクリッピング
 果物のザクロに、前立腺がんの細胞を死滅させる成分が含まれていることが、名古屋市立大の朝元誠人・助教授らの研究で分かった。
 朝元助教授らは、人間の初期の前立腺がん細胞を培養し、濃度5%のザクロ果汁の溶液に入れて影響を調べた。すると、わずか30分で激しい反応を起こし、がん細胞が死滅した。前立腺がんにこれほど強く作用する天然物質は例がないという。他のがん細胞には効果がなかった。2006年9月28日 読売新聞 バイオ塾情報創庫DB2006-09-29

滑膜肉腫に新治療 東大医科研などマウス実験で効果確認

2006年09月29日 | NEWSクリッピング
 若い人の手足などにできる悪性腫瘍(しゅよう)、滑膜(かつまく)肉腫の治療に、この肉腫に特徴的なたんぱく質を狙う手法が有効なことを、東大医科学研究所や群馬大、京大などのチームが確かめた。患者の肉腫を移植したマウスによる実験で、肉腫は10分の1程度に縮小。消えた例もあった。Asahi.com.,2006年09月28日

ヒト幹細胞を用いる臨床研究に関する指針

2006年09月28日 | 創薬 生化学 薬理学
厚 生 労 働 省(平成18年7月3日)
◇ヒト幹細胞を用いる臨床研究に関する指針の施行等について ⇒継続ページ
 ヒト幹細胞臨床研究が社会の理解を得て、適正に実施・推進されるよう、個人の尊厳と人権を尊重し、かつ、科学的知見に基づいた有効性及び安全性を確保するために、ヒト幹細胞臨床研究にかかわるすべての者が遵守すべき事項を定めることを目的とし、厚生労働省として、「ヒト幹細胞を用いる臨床研究に関する指針(平成18年厚生労働省告示第425号)」(以下「指針告示」という。)を平成18年7月3日付けで告示し、同年9月1日から施行することとした。

質量分析装置を用いた「NBSバイオマーカー探索システム」島津製作所

2006年09月28日 | NEWSクリッピング
新たにNBS試薬で標識したペプチドを、壊さずにそのシグナルを多く取り出せる新規マトリクスを開発、また、質量分析装置を含む当社の解析装置に、DYNACOM社と共同開発したシステム専用の解析ソフトウエア「TWIP」を付加することで、信頼性の向上を図るとともに容易にご使用いただける「NBSバイオマーカー探索システム」を開発しました。日経ネット>>プレスリリース>>島津製作所2006-09-27

児童の肥満防止に本腰を~医学研究所が政府に警告

2006年09月28日 | NEWSクリッピング
 2010年には子供の5人に1人が肥満児になるという予測があるが、政府の肥満防止対策は進んでおらず予算も十分でないとの報告書を、米医学研究所が発表した。さまざまな取り組みが各地で始まってはいるものの、全体としてまとまりがなく、最善策を見つけるには調査が必要と指摘している。 U.S.Front Line Daily 2006-09-27
註)肥満⇒フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%82%A5%E6%BA%80

核酸の測定方法に用いる核酸プローブおよびデータを解析する方法

2006年09月28日 | 創薬 生化学 薬理学
出願番号 : 特許出願2004-153737 出願日 : 2004年5月24日
公開番号 : 特許公開2004-305219 公開日 : 2004年11月4日
出願人 : 独立行政法人産業技術総合研究所 外1名 発明者 : 倉根 隆一郎 外7名

発明の名称 : 核酸の測定方法に用いる核酸プローブおよびデータを解析する方法

【課題】 蛍光色素で標識された核酸プローブを用いる核酸測定法、該法を利用するリアルタイム定量的PCR法、及び該リアルタイム定量的PCR法により得られるデータを解析する方法において、短時間かつ正確に目的が達成できる方法を提供する。
【解決手段】 蛍光色素で標識された核酸プローブを標的核酸にハイブリダイゼーションさせ、ハイブリダイゼーション前後における蛍光色素の発光の減少量を測定する核酸の新規測定法、該法を用いたリアルタイム定量的PCR法、及び該PCR法で得られるデーターの解析の際、アニーリング反応時の蛍光強度値を、変性反応時のもので補正する過程を有するデータ解析法を提供する。

◇核酸プローブ、核酸検出方法、核酸分析用デバイス、および反応速度を制御する方法
  青山 安宏 ほか(京都大学):公開番号:特開2005-341865
  J-Store P05A008340

病原性プリオン蛋白質の検出方法及びその濃縮方法、並びにその濃縮又は検出試薬キット

2006年09月28日 | 飼料 水畜産
出願番号 : 特許出願2004-231819 出願日 : 2004年8月9日
公開番号 : 特許公開2004-325463 公開日 : 2004年11月18日
出願人 : 富士レビオ株式会社 発明者 : 品川 森一 外1名

発明の名称 : 病原性プリオン蛋白質の検出方法及びその濃縮方法、並びにその濃縮又は検出試薬キット

【課題】 動物組織由来物質から、比較的低濃度でも高感度で迅速かつ簡便に、病原性プリオン蛋白質を検出できる病原性プリオン蛋白質の検出方法を提供すること。
【解決手段】 動物組織由来物質の種類に応じた界面活性剤を用いて前記動物組織由来物質を均一化する第1の工程と、前記均一化物を微生物プロテアーゼを含む分解酵素を用いて分解処理する第2の工程と、前記第2の工程で分解された均一化物から病原性プリオン蛋白質由来蛋白質を含有する濃縮物を得る第3の工程とを有する病原性プリオン蛋白質由来蛋白質の濃縮工程を経て、更に、前記病原性プリオン蛋白質由来蛋白質を含有する濃縮物を溶剤に溶解して前記濃縮物の溶解物を得る第4の工程と、この溶解物中の前記病原性プリオン蛋白質由来蛋白質を吸着面に結合させる第5の工程と、結合された前記病原性プリオン蛋白質由来蛋白質を発色させる第6の工程とを行う、病原性プリオン蛋白質の検出方法。

病原性微生物の分類学的同定及び病原性微生物の毒性タンパク質

2006年09月28日 | 菌類 細菌
出願番号 : 特許出願2004-151018 出願日 : 2004年5月20日
公開番号 : 特許公開2004-333503 公開日 : 2004年11月25日
出願人 : マイクロバイオシステムズ リミテッド パートナーシップ 発明者 : リンダ エス. パワーズ 外2名

発明の名称 : 病原性微生物の分類学的同定及び病原性微生物の毒性タンパク質

【課題】 特定の微生物種、病原菌及び非病原菌群においてこれらを区別する能力を有し、診断用途において微生物タンパク質を同定するためにも用いることができる、微生物及びタンパク質の分類学的評価方法を提供する。
【解決手段】 生物学的分析対象物を基材上に捕捉するための方法であって、使用されるリガンドが、ヘム化合物、サイドロフォア、多糖類、及び外膜タンパク質、コンジュゲート脂質や微生物タンパク質標的に特異的なペプチドから成る群から選択され、リガンドは基材の表面から少なくとも15Åの距離にテザーされて、微生物を捕捉する。生物対象物は細菌、ウイルス、リケッチア、原生動物、及び菌類からなる群から選択され、水性試料や医学的試料からの生物学的分析対象物の濃縮のために用いられる。
関連特許情報⇒ バイオ塾情報創庫DB 2006-09-28