自然科学研究機構生理学研究所(愛知県岡崎市)の永山国昭特任教授(生物物理学)は3日までに、ラン藻の細胞内に侵入したウイルスのDNAが、自らを複製する感染の過程を「位相差電子顕微鏡」で立体的に捉えることに成功したと発表した。米ベイラー医科大などとの国際研究で、英科学誌「ネイチャー」が論文を掲載した。
ラン藻とヒトの細胞では大きさが異なるが、永山特任教授は「ヒトのウイルス感染にも観察手法を応用できれば、新たな治療法開発につながるかもしれない」と話している。共同通信47News.,2013/11/03 15:30