バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

新規シチジンデアミナーゼ

2006年11月18日 | からだと遺伝子
出願番号 : 特許出願2000-92981 出願日 : 2000年3月28日
公開番号 : 特許公開2001-245669 公開日 : 2001年9月11日
出願人 : 日本たばこ産業株式会社 外1名 発明者 : 本庶 佑 外1名

発明の名称 : 新規シチジンデアミナーゼ

【課題】 B細胞の活性化の制御、並びに免疫グロブリン遺伝子のクラススイッチ組換え、体細胞超変異(somatic hypermutation)及びアフィニティーマチュレーション(affinity maturation)のような胚中心機能(germinal center function)に特有な遺伝子修飾(genetic editing)において重要な役割を担い、種々の免疫性疾患の発症に関与すると考えられる新規RNA修飾デアミナーゼ、該酵素をコードするDNA、並びに該酵素に対する抗体を提供する。
【解決手段】 サイトカインの刺激による細胞の活性化に伴い極めて高い割合でIgMからIgAへのクラススイッチ組換えを起こすマウスB細胞クローンCH12F3-2について、刺激を与えた該B細胞と未刺激の該B細胞の場合の各々についてcDNAライブラリーを作製し、これらを用いてサブトラクションクローニングを行うことにより、RNA編集酵素の1つであるAPOBEC-1と構造的な関連性を有し、APOBEC-1と同様のシチジンデアミナーゼ活性を有するAID(Activation-Induced cytidineDeaminase)と命名した新規タンパクをコードする遺伝子を見出した。 バイオ塾DB

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。