バイオの故里から

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細胞培養方法および培養細胞体

2005年12月01日 | BioTech生物工学 遺伝子工学
出願番号 : 特許出願2004-135468 出願日 : 2004年4月30日
公開番号 : 特許公開2005-312386 公開日 : 2005年11月10日
出願人 : 本多 裕之 外1名 発明者 : 井藤 彰 外2名

発明の名称 : 細胞培養方法および培養細胞体
【課題】酵素処理を施すことなく培養面から培養後の細胞を分離できる細胞培養方法の提供。
【解決手段】細胞を培養する細胞培養方法において、培養器の培養面に磁性粒子を有する状態で接着依存性の細胞を培養する培養工程を具備するようにする。
【効果】細胞を磁力によって操作可能な程度に細胞を磁性化させつつ増殖させることができる。しかも、この培養工程により培養した細胞に対して磁力を作用させることによりまたは磁力の作用を除去することにより細胞を容易に操作できるようになる。特に、細胞非接着性の培養面とした場合には、通常の接着性培養容器での培養ほど高い増殖能は得られないものの、作用させていた磁力を除去することによって酵素処理を行うことなく容易に細胞を培養面から解放し分離することができる。

出願番号 : 特許出願2003-46060 出願日 : 2003年2月24日
公開番号 : 特許公開2004-254519 公開日 : 2004年9月16日
出願人 : 本多 裕之 外1名 発明者 : 井藤 彰 外5名

発明の名称 : 細胞培養方法

【課題】短期間で細胞を増殖させることができる。
【解決手段】まず骨髄液を含む培地を培養容器に入れて静置する。すると、血球系細胞は浮遊性のためそのまま骨髄液に浮遊しているが間葉系幹細胞(MSC)は接着依存性のため培養容器の底面に接着する。その後、培地交換を行って浮遊性細胞を除去することにより培養容器の底面に接着したMSCが残るが、MSCはもともと骨髄液中に含まれる絶対数が少ないため疎な状態で培養容器の底面に接着しているに過ぎない。そこで、ここへ磁性微粒子を投入してMSCに磁性微粒子を保持させることによりMSCを磁性化する。その後、培養容器の底面に磁石を配置することにより磁力の作用によって磁性微粒子を保持したMSCを磁石の近傍へと集める。そして、MSCが適正な密集度になったあと培養することによりMSCは効率よく増殖する。

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