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免疫細胞が発達期の脳回路を造る。

2016年09月09日 | 神経 脳 リューマチ 疼痛
日本の研究 > 2016年8月26日の記事 > プレスリリース

日本医療研究開発機構 生理学研究所 山梨大学

免疫細胞が発達期の脳回路を造る。 − 発達期の脳内免疫状態の重要性を提唱 −

関連研究者:鍋倉淳一・和氣弘明・吉村由美子・小泉修一

脳内の免疫機能を担当している細胞であるミクログリアは脳卒中などの障害で死んだ細胞などを貪食して除去する働きがあることが知られていました。これに加えて、最近、自然科学研究機構 生理学研究所(以下、生理研)のグループは、正常な脳でもミクログリアは神経細胞に接触して、脳回路が正常に働いているかチェックする働きを持っていることを明らかにしてきました。ミクログリアによるこれらの脳の健康状態を監視する役割に加えて、今回、生理研の鍋倉淳一教授、和氣弘明准教授(現 神戸大学教授)、および吉村由美子教授、山梨大学の小泉修一教授らの研究グループは、発達期のマウスを用いて、ミクログリアが神経細胞に接触して、神経細胞間のつなぎ目(シナプス)の新生を促し、大脳皮質の脳回路を作る役割を担っていることを特殊な顕微鏡(2光子顕微鏡)を使うことで明らかにしました。
https://research-er.jp/articles/view/49584

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