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シスメックス、独企業と大腸がん早期発見に向けた共同研究を開始

2009年01月23日 | 医療 医薬 健康
 シスメックスは22日、がん診断技術の研究開発を手掛けるドイツのエピジェノミクス社(Epigenomics)と、大腸がんの早期発見技術の実現に向けて、共同研究を開始すると発表した。
 同技術は、血液中に存在するがん細胞由来のメチル化遺伝子(DNA)を検出するもの。メチル化とは、遺伝子にメチル基と呼ばれる分子が結合することで、これにより遺伝子の発現が制御されている。がん細胞では、正常細胞でメチル化されていないはずの遺伝子がメチル化されることがあり、メチル化が適切でないと細胞の状態が異常となって、がんを引き起こす原因のひとつになると考えられている。血液中に、がんに特徴的なメチル化パターンを持つ遺伝子があれば、これを高感度に検出することによって、がんの早期発見が可能となる。IPnext 2009-01-23
【参考情報】Method for the Analysis of Methylated DNA
  Google Patent Publication number: US 2007/0254293 A1

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