バイオの故里から

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環境に制限される生存能を有する組換え細菌システム

2007年12月10日 | 菌類 細菌
出願番号 : 特許出願平9-501998 出願日 : 1996年6月7日
公表番号 : 特許公表平11-507532 公表日 : 1999年7月6日
出願人 : ワシントン ユニバーシティ 発明者 : カーティス,ロイ,ザ サード 外1名

発明の名称 : 環境に制限される生存能を有する組換え細菌システム

許容環境と非許容環境との間の差に基づく、微生物に対する環境により制限される生存能システム(ELVS)を開示する。微生物の生存能は、1またはそれ以上の必須遺伝子を許容環境中でのみ特異的に発現させ、そして/または1またはそれ以上の致死遺伝子を非許容環境中でのみ特異的に発現させることによって、許容環境に制限される。非許容環境中の一時的な生存能は、1またはそれ以上の必須遺伝子を非許容環境中で一時的に発現させ、そして/または非許容環境中での1またはそれ以上の致死遺伝子の発現を一時的に遅延させることによって達成され得る。必要遺伝子と致死遺伝子の組み合せの共役発現を包含する、環境により制限される生存能システムもまた開示される。環境により制限される生存能システムを含む微生物は、許容環境および非許容環境中への放出に有用である。温度調節された環境により制限される生存能システムは、増殖を宿主内部のより暖かい環境に制限することによる、または増殖を宿主において制限された時間の間のみ可能とすることによる、組換え無毒性Salmonellaを用いる発現産物(例えば、抗原)の送達に特に適する。

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