私たちの身体には、外部環境から生命を守るための様々な防御システムが備わっている。外界と直接接するところに皮膚があり、鼻腔があり、食物を取り込む口腔がある。腸管も食物を消化吸収するだけでなく、内部と外部を分ける防衛線でもある。腸管は皺々の上皮に覆われていて、広げるとテニスコート1面分の面積があり、全身の免疫をつかさどるリンパ球の6割以上、脳以外に存在する神経細胞の半分が腸に集まっている。また、腸には数百種類、100万個にも及ぶ腸内細菌が共生し、健康上多大な役割を果たしている。 食品化学新聞>2006年11月09日号
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