バイオの故里から

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人体に影響を及ぼすおそれのある化学物質の簡易測定法の研究開発

2007年06月30日 | 創薬 生化学 薬理学
平成18年度成果報告書 知的基盤創成・利用促進研究開発事業
開始年度 2006 (年) 終了年度 2006 (年)
作成者 大塚製薬株式会社
プロジェクト名称 P98049 知的基盤創成研究開発

要約 レチノイドXレセプター及び甲状腺ホルモンセレプターに作用する化学物質の評価手法の開発を行い、本年度は約200種類の農薬についてその作用を評価した結果、顕著にアゴニスト作用、アンタゴニスト作用を示した物質はなかった。オピオイド成分または大麻成分の類縁体などをスクリーニングするアッセイ法の開発を行った。具体的にはGPCRであるオピオイドレセプター(OPRS)、カンナビノイドセレプター(CB1R)を介した影響を評価する手法の開発に加えて、他の中枢神経系のセレプターであるセロトニンレセプター(5HTR2a)、ドパミンレセプター(D2RS)について簡易的に迅速に評価する手法を開発した。特に5HTR2a、D2RS及びOPRSについては安定発現細胞株の作成に成功した。また、主な化学物質についてこれらのセレプターに対する反応性を評価した。他に、イオンチャネルであるNMDAレセプターやGABAAレセプターを介する影響を評価する系の開発も進めた。NMDAについてはその評価系を確立したが、GABAAについては検討中である。さらに、トランスポーターであるVMATやDATに影響を及ぼす化学物質の評価法についても開発を進めている。 NEDO 報告書バーコード 100009818

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