バイオの故里から

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新規なアミダーゼ及びその遺伝子

2008年06月06日 | BioTech生物工学 遺伝子工学
出願番号 : 特許出願2005-167524 出願日 : 2005年6月7日
公開番号 : 特許公開2006-340630 公開日 : 2006年12月21日
出願人 : 日本曹達株式会社 発明者 : 渡部 健 外2名

発明の名称 : 新規なアミダーゼ及びその遺伝子

【課題】アンモニア耐性が高い、アミダーゼ活性を有するタンパク質、及び該タンパク質をコードするアミダーゼ遺伝子の提供。
【解決手段】シュードノカルディア・サーモフィラJCM3095から新規なアミダーゼを単離し、その遺伝子を同定した。そのアミダーゼは、アンモニア耐性が高く、かつ2-ヒドロキシ-4-メチルチオブチルアミドに対して非常に高い比活性を示す。すなわち、(a)pH9.0の反応条件において、0.2Mアンモニア存在下でも、アンモニア非存在下の50%以上のアミダーゼ活性を示し、(b)メチオニンアミドよりも、2-ヒドロキシ-4-メチルチオブチルアミドに対して、より高い比活性を示し、(c)SDS-PAGE上での、みかけの分子質量が53kDa、(d)活性の至適温度が60から70℃、(e)中性付近のpHにおいて、60℃以下の温度で安定、(f)pH5.5~pH10.0の広いpH範囲で高い活性を示す。

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