バイオの故里から

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遺伝子技術でクモの糸の成分も、「スパイダーシルク」開発

2007年12月08日 | BioTech生物工学 遺伝子工学
 信州大(長野県)の中垣雅雄教授(昆虫遺伝学)が、クモが出す糸の成分を蚕に組み入れた絹糸「スパイダーシルク」を開発した。
 強度や伸縮性が通常の絹より2倍以上優れた製品にできる可能性があり、靴下製造卸大手「岡本」(奈良県広陵町)と共同で、靴下などの製品化を目指す。経営環境が厳しい国内の製糸業、繊維産業にとって、スパイダーマンのような“救世主”として期待されそうだ。
 ジョロウグモの糸の遺伝子を抽出し、蚕の卵に注入すると、生まれた蚕が吐く糸は、クモ糸の成分を約10%含み、従来の生糸よりも丈夫で柔らかいという。今後、用途に応じた繊維を作るため、適したクモ糸の成分比率を研究し、2010年には製品化したい考え。繊維製品以外にも手術用の縫合糸など多様な分野へ応用できそうという。2007年12月6日 読売新聞

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