バイオの故里から

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IL-10を高産生する細胞およびその製造方法

2006年12月05日 | 創薬 生化学 薬理学
出願番号 : 特許出願2003-313883 出願日 : 2003年9月5日
公開番号 : 特許公開2005-80528 公開日 : 2005年3月31日
出願人 : 上野川 修一 外3名 発明者 : 上野川 修一 外3名

発明の名称 : IL-10を高産生する細胞およびその製造方法

【課題】IL-10を高産生する細胞およびその製造方法を提供することを課題とする。
【解決手段】経口抗原により誘導されるT細胞を解析すべく、特定のT細胞受容体を発現するトランスジェニックマウスに経口的に抗原を投与し、経口免疫寛容を誘導させた。経口免疫寛容が誘導された状態のT細胞上に発現したCD44およびCD62Lを測定したところ、CD44とCD62Lの発現量によって分離可能な2つの細胞群、「CD62Lhigh/intCD44int群」および「CD62LlowCD44high群」の存在が明らかになった。さらに、2つの細胞群とコントロールの未感作細胞におけるIL-10量を測定したところ、驚くべきことにCD62LlowCD44high細胞群のみでIL-10が極めて著しく産生されていることが明らかになった。

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