バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

元祖スタチン(コンパクチン:ML-236B)の初期臨床開発(回想録)

2018年03月17日 | 医療 医薬 健康

化学と生物.,Vol.56 No.3 Page. 152 - 155 (published date : 2018年2月20日)
山本 章 国立循環器病研究センター研究所名誉所員

遠藤 章先生によって発見された世界最初の本格的抗コレステロール薬(コンパクチン,ML-236B)を,世界で初めて難治性重症高コレステロール血症の患者さんに使わせていただく光栄に浴したものとして,先生のガードナー国際賞受賞を心からお祝い申し上げます.現在,高脂血症治療の第一選択薬として広く使われている数種のスタチンは,すべてML-236Bを雛型として開発されたものであり,先生のML-236B開発にかけたひたむきな努力と,苦難と挫折を何度か乗り越えてこられた忍耐の賜物であります.私と先生の付き合いはすべてこのスタチンとともにあり,ここでは当初の臨床開発の軌跡をたどることによって治療にかけた情熱を皆様と分かち合いたいと思います.
https://katosei.jsbba.or.jp/index.php?aid=938&back_bn_show=135&bt=on

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