バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

DNAのメチル化を切り替える因子の同定法を開発

2017年12月23日 | 医療 医薬 健康
-転写因子によるDNAメチル化制御の解明に期待-

理化学研究所 報道発表資料 2017年12月14日
培養細胞での転写因子の過剰発現、メチローム解析[5]、バイオインフォマティクス解析[6]を組み合わせることで、DNAメチル化制御に関わる転写因子を効率的に同定する方法を開発しました。開発した方法を用いて15種の転写因子を調べたところ、そのうちの半分以上の8種がDNA脱メチル化に関わっていることが分かりました。一方、脱メチル化からメチル化への切り替えに関わる転写因子は同定されませんでした。このことから、転写因子によるDNAメチル化制御は、主としてメチル化から脱メチル化の切り替えにより行われる可能性が示されました。
http://www.riken.jp/pr/press/2017/20171214_2/

ぜんそくに関わる新しい遺伝子領域を発見

2017年12月23日 | からだと遺伝子
理研・報道発表資料.,2017年12月23日

理化学研究所
東京医科歯科大学
日本医療研究開発機構


-感染などの免疫応答とぜんそくとの関係の解明へ-
この発表資料を分かりやすく解説した「60秒でわかるプレスリリース」もぜひご覧ください。

要旨
理化学研究所(理研)統合生命医科学研究センター医科学数理研究グループの角田達彦グループディレクター(東京医科歯科大学医科学数理分野 教授)らの共同研究チーム※は、「国際共同研究トランスナショナルぜんそく遺伝学コンソーシアム(TAGC)[1]」に参画し、大規模ゲノムワイド関連解析(GWAS)[2]を行い、新しいぜんそく関連遺伝子と、ぜんそくと自己免疫疾患[3]や炎症性疾患との関係、そして感染などへの免疫応答の関与などの手がかりを発見しました。
http://www.riken.jp/pr/press/2017/20171223_1/